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入試対策音楽編&ピアノ上達法(2ページ目)

小学校入試で行われる「歌・リズム打ち・身体表現」に関するアドバイスとピアノの上達方法について、桝田先生にお話をうかがいました。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

■□ ピアノ上達のための練習方法 □■

ガイド
「ピアノの練習方法について、アドバイスをいただけますでしょうか。『ピアノを上手に弾けるようになりたい。』と、願う人は多いと思いますが、練習がイヤになってしまう子どもも多いのではないかと思います。実は、私もあまり好きな方ではなかったので、練習は大変だったという記憶があります。(笑)」

桝田先生
「理想としては、毎日、練習をすることが望ましいのですが、最近は、習い事や塾通いも多く、毎日の練習が難しいお子さんも多いと思います。

しかしながら、5分でも10分でもかまいませんので、毎日、ピアノに触っていただければと思います。とにかく、できるだけ多くピアノに触れることが上達のポイントなのです。

しかも、弾かされるのではなく、自分から弾きたいと思って、楽しんで練習することが大切です。楽しく練習すると練習の成果も上がりますからね。」

ガイド
「どのようにしたら、楽しんで練習することができるのかというところなのですが、やはり、上達が実感できてくると、練習も楽しくなってくるのでしょうね。そのためには毎日の練習ということへつながりますね。」

桝田先生
「練習も、ただ練習するだけではなく、目的を持って練習することが大切です。今日は、ここのスタッカートが上手に弾けるように・・・とか、今週は、ココまで間違えないように弾く・・・など、自分で目標を設定するのです。小さなお子さんの場合は先生やお母さまがお子さんと一緒に目標を設定していただければと思います。

そして、親の協力も必要です。例えば、小さなお子さんが練習する時は、TVを消すとか、兄弟は勉強の時間に当てるなどして、ピアノの練習ができる環境を作っていただきたいと思います。

また、『練習しなさい!』と命令口調で言うのではなく、『○○ちゃん、上手になったね。もっと聴かせて!』と、親もピアノのおけいこに興味を持って、子どもが意欲的に取り組めるように言葉かけをして頂ければと思います。

ピアノのレッスンを長く続けていくためには、先生と生徒、ご家庭が同じ方向を向いて進んでいくことが大切です。子どもは1人1人家庭環境も違えば、性格も違います。それぞれの子どもに合った指導をするためにも、先生と生徒、先生と親がコミュニケーションをよくとることが大切です。

いろいろな事情からピアノ教室を止めなければならないお子さんもいらっしゃるでしょうが、ピアノを習ったことがよき思い出となるようにと願っています。そうすれば、人生の中でいつの日か、またピアノを弾きたいと思うことがあるでしょう。

上手下手にこだわらず、心が癒されるピアノ、心が豊かになれるピアノ、そんなピアノを弾くことができるようになって欲しいといつも願っています。そしてピアノに限らず、いろんな楽器にも触れ音楽を好きになってもらいたいと思います。」





ピアノの上達のためには、とにかく、毎日練習を続けることが大切だというお話をうかがいましたが、それは、例えば、計算やスポーツの上達などにも共通して言えることですね。

100マス計算も、最初のうちは時間がかかり、イヤイヤやっていた子ども達も、日にちが経つに連れ、時間が短縮できると、計算するのが楽しくなっってくるように、ピアノもできなかったことができるようになってくると、練習が楽しくなってくることでしょう。

練習の成果が現れるには時間がかかりますが、とにかく、毎日、ピアノに触れることからはじめてみましょう。

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