早期教育・幼児教育/早期教育・幼児教育関連情報

食育や理科に!ブロッコリーの芽を育てる

がんを防ぐ効果のあるブロッコリーの芽を自宅で栽培して、発芽していく様子を観察しましょう。水栽培なので発芽や根の様子が観察しやすく、どんどん成長するので観察するのが楽しくなります。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

“ブロッコリースプラウト、食べたことありますか?”


ブロッコリーの芽(ブロッコリースプラウト)は、多くのビタミン、ミネラルなど栄養分もたっぷりな上に、がんを防ぐ効果があるということで注目されています。

今回は、このブロッコリーの芽を自宅で栽培して、発芽していく様子を観察することのご提案です。

水栽培なので、発芽の様子や根の様子がとても観察しやすく、見る見るうちに成長していくので、観察するのが楽しくなります。

水栽培の方法をご紹介する前に、ブロッコリーの芽がいかにすばらしいものであるかということについて詳しくお話したいと思います。

そもそも、成熟したブロッコリーは、がんを防ぐ効果の高い野菜とされており、ブロッコリーに含まれるスルフォラファンという辛み成分が、がんの発症率を下げる働きがあるといわれていましたが、1997年、アメリカのジョンズホプキンス大学のタラレー教授がブロッコリーの芽の中には、成長したブロッコリーに比べ、約30倍ものスルフォラファン(ガン抑制効果の高い酵素)が含まれていることを発見したのです。

さらにアメリカ国立がん研究所の研究で、発芽3日目頃の新芽には通常のブロッコリーの20倍~50倍ものスルフォラファンが含有されていることがわかりました。

では、どれぐらいの量のブロッコリーの芽を食べればいいのでしょうか。

ブロッコリー1個 約200g~250g
「ブロッコリーの芽を食べてから3日以上、解毒作用の強い状態が続くので、効き目を保たせるには週に2、3回、合計で25g食べれば、がんになる危険度を半分に減らせます。

一方、同様の効果を成熟したブロッコリーで得るには、毎週500g(ブロッコリー2、3個分)は食べる必要があります。
」(タラレー教授) 

(ガン予防効果をさらに確実なものとするためには、新芽だと1週間に50gで十分な効果を期待できますが、成熟したブロッコリーなら1週間に1Kg食べることが望ましいとされています。)

ブロッコリーの芽の魅力のお話はまだまだ続きます。
  • 1
  • 2
  • 3
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます