早期教育・幼児教育/早期教育・幼児教育関連情報

学ぶ材料は日常生活の中にあふれています 幼児・低学年の学習法(3ページ目)

日能研が開いた「初めての中学受験入門講座」で、低学年向けの学習法の話がありました。幼児期から始めていただきたい内容や、中学受験を考えていない方にも実践していただきたい内容をご紹介。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

次に、子どもの勉強に対する親の役割について資料をもとにご紹介したいと思います。中学生以上になれば、子どもの勉強に対する親の関わりは、ほとんどなくなってきますが、小学生以下の場合、親の関わりは、大きな意味を持ちます。


■■ 親の役割 ■■

 あせらない、おこらない


子どもの成績が思うように上がらなくても、あせらないでください。ほんの少しの間、マンガを読んでるぐらいで、怒らないでください。親のあせりはそのまま子どものストレスとなり、怒りはプレッシャーとなって子どもの中に積もっていきます。

「おかあさんが怖いから勉強しなくっちゃ。」という動機付けは、瞬間的に子どもを動かすことはあっても、長い目で見ればマイナスのエネルギーにしかなりません。


 ほめてください、はげましてください

やり遂げたことをほめる。そのとき、できたことをほめる。つまり、努力をほめる。そして、がんばりをはげます。その上で結果に対するコメントをするようにしましょう。


 「今日は何を習ったの?」とたずねる

復習の第一歩は今日習ったことの思い起こしです。時間がなければ、漢字の一個でもかまいません。お子さんを「先生役」にして、授業の話を聞いてください。話そうとすることで、何が理解できていて、何が理解できていないかがはっきりしてきます。習ったことを自分の言葉で話すことができて初めて、理解できたと言えるのです。


 授業ノートを見る習慣をつける

自分以外の誰かが必ずノートを見るという前提があれば、ノートをとる丁寧さがかわってきます。テストの答案も同じです。読み手を意識すると、表現はもうひとつ上のランクに上がります。ノートは必ず目を通すようにしてください。

<初めての中学受験入門講座(日能研)>資料より


1ページ :
国語・算数の学習法

2ページ :
社会・理科の学習法

4ページ :
きちんとした会話をする

5ページ :
子どもに押し付けない

6ページ :
先取り学習はしない
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