ここまで読まれて、「うちは、中学受験なんて、関係ないわ。」って思っていらっしゃるお母さま、「中学受験入門講座」ではありましたが、中学受験を考えていない方にとりましても、ためになる話があり、また、幼児期から始めていただきたい内容もありましたので、今回、こちらで、ご紹介させていただきたいと思いました。
まず、「初めての中学受験入門講座」の資料より、各教科ごとに、学習方法をご紹介致します。
本に親しむ習慣から始め、
物語に入っていく楽しさを覚える
低学年の間は、まだ問題を解くことだけにこだわらないで、生活の中で言葉そのものに対する意識を高めていきましょう。例えば、花の名前を知るだけでなく、どのような花で、何月に咲くかを知っておくのが望ましいのです。
イラスト : Kaname |
このようなものは、後に、自分自身が体験することのできないような物語や随筆に対応していく時に役立ちます。
読書の習慣がない場合は、絵本やマンガ、ゲームの攻略本など、活字なら何でもかまいませんので、好きな本を読むことから始めましょう。
読んだあとに、感じたことを人に伝えるようにすると、自分の考えたことが整理できるようになります。
頭と手を使って取り組む
低学年の時期から、たくさんの問題やレベルの高すぎる問題に取り組ませたり、正誤にこだわっては、子どもは算数嫌いになってしまいます。この時期には、考えることの楽しさを体験することが大事です。
そのためには、おりがみ、積み木などのツールやパソコンなどを使い、目に見える形で図形の面白さ、不思議さに興味を持たせることが大切です。
また、1リットルは牛乳パック1本分の量、車の時速は40キロなど、単位や数を生活と結びつけて考える習慣をつけましょう。
2ページ : 社会・理科の学習法
3ページ : 親の役割り
4ページ : きちんとした会話をする
5ページ : 子どもに押し付けない
6ページ : 先取り学習はしない