お話の中から、日本の少子化対策へのヒントが見えてくるような気がします。
子育てしやすい国の条件とは?
ノーラ・コーリさんが考える、子育てしやすい国の条件とはどのようなものなのでしょう。以下の2つをあげてくださいました。●ハード面では、インフラが整っている国
ハード面において、赤ちゃん連れでも、老人でも暮らしやすい国。たとえば道路や交通機関のバリアフリーが整っているなど、赤ちゃん連れで外出しても困らない国。
●ソフト面では、人の心が温かい国
子育て中のママやパパに対して、周囲の人間が温かい目を向けられる国。
「もちろん、ハード面とソフト面の両方が兼ね備えられた国が理想ですが、インフラが整っていなくても周囲が母親を受け入れてくれる国は、子育てしやすいですね。
たとえば、マンハッタンは住んでいる人が多く、地下鉄にベビーカーで乗るのはとても大変。でも、そんな時には、『ちょっと誰か助けて!』と、母親が声をかけると、さっと助けてくれる。そんな国は、インフラが整っていなくても、子育てしやすい国と言えるでしょう」とノーラさん。