ふたりで学ぶマネー術/ふたりで学ぶマネー術

不況に打ち勝つ家計術、家計の「5S」(2ページ目)

ものづくり大国ニッポンを支えてきた現場の改善活動「5S(ゴエス)」。家計に「5S」の視点を取り入れたらどうなる? 不況に打ち勝つ家計術として、家計の「5S」を紹介します。

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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家計の5S「清潔」「躾」って何?

家計管理のキホンは、家計を「見える化」することから

家計管理のキホンは、家計を「見える化」することから

■清潔(Seikestu)
清潔とは、「整理、整頓、清掃の3Sを維持する」ことです。一度思い切って、家計の見直しをして、スッキリした家計にしても、しばらくすると、いつのまにか元通りのムダな出費のある家計になってしまいがちです。無駄な出費をしないで(整理)、使った分がハッキリわかるような状態(整頓、清掃)を維持するためには、お金の流れを把握できる家計管理の仕組みを作ることが大切です。

口座分けで、家計管理を上手に行う仕組みをつくりましょう!

口座分けで、家計管理を上手に行う仕組みをつくりましょう!


そのために、目的別に口座を分ける家計管理も1つの方法です。例えば、貯蓄用口座、投資用口座、生活費口座、余暇・予備費口座の3つに分けます。夫婦で収入がある場合は、各々が貯蓄と投資口座を持ちます。生活費口座は、1か月分の食費や水道光熱費、住居費などの基本生活費分を入金し、1ヶ月をそのお金の範囲でやりくりします。余暇・予備費口座は、お小遣いや急な出費に対応するために使うお金を入れておきます。ポイントは、先に貯蓄目標を立て、収入から貯蓄を引いた残りで、生活費や余暇・予備費に充てることです。
【関連コラム】「4つの口座」で貯まる!家計管理術

■躾(Shitsuke)
躾とは、「決められたことを、いつも正しく守る習慣をつける」ことをいいます。これは、今までの整理、整頓、清掃、清潔で決められたルールをきちんと守る習慣をつけることを意味します。実は、これが一番難しいことかもしれません。長く続けるコツは、夫婦でお互いに協力して家計を管理するということです。どちらか一方の力だけでは、うまくいきません。夫婦でお互いに協力するようになるためには、家計の5Sをする目的を共有することが大切です。ただ単に、節約をするというだけでは、長続きしません。
【関連記事】2人で幸せになる「3つの資産運用シート」

>>家計の5Sは、なぜ必要?

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