ストーリーを楽しむ絵本
1歳になったばかりのお子さんには、本格的な物語を楽しむためにもう少し時間が必要かもしれませんが、楽しみながらその準備ができる絵本もたくさんあります。お子さんの様子を見ながら、喜ぶようなら以下のような絵本も読んでみましょう。絵本選びの幅がどんどん広がっていきます。
おおきなかぶ
うんとこしょ、どっこいしょ。だれもが知る掛け声が楽しいロシア民話
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A.トルストイ:作 佐藤忠良:絵
内田莉莎子:訳 福音館書店 840円
1歳のお子さんに物語は無理と思われるかもしれませんが、この作品だけは例外といっていいでしょう。大きなかぶをみんなで力を合わせて抜くという単純な物語の中に、大らかさ、力強さ、ユーモアなどが満ちあふれ、民話の楽しさを味わうことができます。
はらぺこあおむし
ミニエディションのボードブックから超大型の版型まで揃った大人気の絵本
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エリック・カール:作 もりひさし:訳
偕成社 1260円
色彩の魔術師といわれるエリック・カ-ルの人気絵本。美しいコラージュはもちろん、数の概念を織り込んだお話は見事としかいいようがありません。次に何が起きるのか、大人はよく知っていますが、子どもたちは興味津々。しかも予想を上回る蝶の美しさに、おもわず 「うぁ~」 と歓声があがります。
三びきのやぎのがらがらどん
繰り返しの面白さを味わえる、ハラハラ・ドキドキのお話です【画像提供Amazon】
マーシャ・ブラウン:作 せたていじ:訳
福音館書店 1155円
山の草を食べて太ろうとする3匹のやぎと、そのやぎを食べようと谷川で待ち受けるトロルとの対決の物語。昔話に登場するやぎは一般的に弱い立場が多いのですが、このお話のやぎは特別です。なにしろ気丈で、賢いのです。声に出して読むことで、楽しさがます名訳絵本です。