1歳から3歳児におすすめの絵本とは?
1~3歳児にオススメの人気絵本とは?
この時期には、お子さんの日々の生活に寄り添ったテーマを中心に、以下の3つの観点から絵本を選んでいきましょう。
- 感性を刺激する絵本
- ストーリーを楽しむ絵本
- 知る喜びを感じる絵本
感性を刺激する絵本
絵本は、お子さんにとって文学であると同時に身近な視的芸術作品でもあります。そこで、この時期のお子さんのために、完成を刺激すると定評のある絵本をご紹介しましょう。いずれも、子どもたちに大人気のものばかりです。このような絵本を、理屈でなく体全体で楽しめる子どもたちは、小さいながら既に一人前のアーティストなのかもしれません。
あおくんときいろちゃん
自由な動きの面白さと美しい色の変化が印象的な絵本 【画像提供Amazon】
レオ・レオーニ:作 藤田圭雄:訳
至光社 1260円
レオ・レオーニの代表作であるこの絵本は、彼が孫のために作ったことでも有名です。すでに古典の仲間入りをしようかという作品ですが、いまなお世界中の子どもたちに愛され続けています。青や黄色のまるが生き生きと動きまわるさまは、まるでファンタジーです。
おやすみなさいおつきさま
ゆったりとした時間の流れの中で、読み手も眠くなり思わずあくびが出てしまいます 【画像提供Amazon】
マーガレット・ワイズ・ブラウン:作
クレメント・ハード:絵 評論社 1260円
深緑色の部屋に子ウサギが1匹、ベッドのなかで眠りにつこうとしています。絵や椅子、浮かぶ風船など部屋にあるすべてのものへ、順番に「おやすみなさい」と告げていきます。いつもと変わらぬ穏やかな時間の流れは、子どもたちの柔らかな感性を包み込んで守ってくれるかのようです。
にんじんのたね
男の子の豊かな表情も魅力の1つ。アメリカで大人気のロングセラー【画像提供Amazon】
ルース・クラウス:作 クロケット・ジョンソン:絵 小塩節:訳 こぐま社 945円
男の子が小さなにんじんの種をまきました。みんなに芽なんかでないといわれても、男の子は発芽を信じて世話をします。オレンジを基調にした画面にひろがっていく葉の緑が、にんじんの生命力の強さを感じさせます。シンプルですが、心に残る強さのある絵本です。