ホノルルは本当に安全なの?!
開放的なリゾート地だが、ハワイも海外。窃盗などの発生率は全米でも高位に
ワイキキのビーチや夜道など、危険はいつも身近に
ワイキキでは深夜にパトカーのサイレンが聞こえてくこともしばしば (c)SHIGEKI KAWAKITA/a.collectionRF/amanaimages
ガイド自身も車上荒らしの経験があり、ホテルのロビーで荷物を投げ出して無防備に眠る人(チェックイン待ちなのでしょう……)や、夜、アラモアナ周辺のひと気のない通りで買い物袋を持って歩く女性旅行者の姿を見て、ヒヤヒヤすることが多々あります。
海外安心ホームページには、日本人の犯罪被害例、防犯対策のほか、ハワイの最新危険情報、テロ情報も随時更新されます。日本出発前に一度チェックしてみてください。
ホノルル歩きの安全対策
ワイキキビーチでは、置き引きに注意!
■トラブルにあう前に
まずは、日本出発前にパスポートのコピーを取り、クレジットカードの番号、有効期限、紛失の場合の緊急連絡先を控えておくと、再発行の際に手続きがスムーズです。ハワイでは現金、貴重品などは、ホテルのフロントや客室のセーフティーボックスに預けること。ホテルの客室でも貴重品を出しっぱなしにして出掛けないようにしましょう。外出の際は必要以上の現金は持ち歩かず、万一の場合に被害が少なくていいように現金は分散して保管を。
パスポートは、バーやナイトクラブへの入店、アルコール類の購入時に年齢確認のIDとして必要です。その日の予定に合わせて、コピーを携帯して現物は金庫に預けるなど工夫するといいでしょう。
■荷物を置いたまま席を立たない、離れない
空港やホテルのチェックイン、チェックアウト時に置き引きにあうケースが多いようです。手続きの際は、荷物を足の間に挟むなどして防犯を。また、レストランでも荷物を席に置いたままブッフェの料理を取りに行ったり、トイレに立ったりしないこと。交代で荷物番をしましょう。席についている時も、荷物は常に手の届く場所に置いておくこと。
■夜間の徒歩移動は禁物
夜遅くまで賑わうワイキキにも、暗くてひと気のない通りがたくさんあります。夜間はひとりでブラブラと歩かないようにしましょう。市バスは夜遅くまで運行していますが、夕方以降に人通りが少なくなるバス停でバスを待つのは避け、夜間の外出にはタクシーを利用するのが安全。 ただし、多くの人が乗車するアラモアナセンター~ワイキキ間はアラモアナセンターの閉館時間まで利用しても大丈夫です。
■華美な服装は避ける
過度に肌を露出したり、ブランド品やアクセサリーなどをたくさん身に付けたりと華美な服装は避けた方が無難。高級ブランド店の買い物袋をいくつもぶら下げて歩くのもスリやひったくりに狙われやすいのでご注意を。
■ビーチに行く時は身軽で
ビーチでは、荷物を放置したまま遊ぶのはタブー。カメラやビデオなど貴重品がある場合は、必ず交代で荷物番をすること。ワイキキビーチなら持ち歩く現金はドリンク代ぐらいにして、とにかく身軽な状態で出掛けましょう。
■トイレの利用にも細心の注意を
ビーチパークなど公衆トイレを利用する場合は、周囲の環境をよく確認して利用すること。ショッピングセンターでもひと気のない奥まった場所にあるトイレは避けたほうが無難。子供をひとりでトイレに行かせるのもやめましょう。