英語が通じるのはぎりぎり三つ星クラスまで
英語が通じるのはフロントだけ……などということも
外資系ホテルの英語の普及率は高い (C)PARK HYATT BEIJING
海外旅行における心配ごとの一つが言葉の問題。中国の英語の普及率は日本よりも低く、地方へ行けば行くほど英語はもとより、中国語(標準語)も通じなくなるようなことさえあります(※)。一般的には、三つ星以上のホテルならば通じると言われますが、それは原則であって、実際には特に地方では、四つ星ホテルであっても英語がままならないような場合もあります。そういった意味で無難なのは、ハイアットやシャングリ・ラ、フォーシーズンズといった外資系の高級ホテル。世界的なブランドホテルでは英語でのサービスはもちろん、ワールドクラスのサービスが実施されています。
それでは日本語はどうかというと、日系ホテルや一部の外資系ホテルを除いては、日本語が通じない場合がほとんど。なので、中国ビギナーで言葉の心配のある場合は、ツアーに参加するか、日本人スタッフが常駐している日系ホテルの利用をおすすめします。
(※)一般的に中国語とは北方の方言を基に作られた“普通話(標準語)”のこと。方言間の差は、外国語ほどの違いがあり、例えば、上海人と広東人が会話してもほとんど通じないほど
ホテルの治安。貴重品の管理は自己責任で
一流ホテルはエントランスからセキュリティが完備 (C)PARK HYATT BEIJING
安全性はホテルのランクに比例することが少なくありません。特に渉外ホテルの認定がなされていないホテル内でトラブルが起きても、「宿泊者側にも落ち度がある」とされてしまうので避けるのが無難です。一般的に三つ星以上であれば、大きな問題はありませんが、ホテル内が絶対安全ということはないので、貴重品はしっかりと自己管理するか、部屋にあるセーフティボックスやフロントの貴重品箱を利用したりして、十分に気をつけるようにしましょう。
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