弁当男子の急増や、キャラ弁ブームに加え、おうちごはんが見直されつつある昨今。お弁当を持つことも作ることも「かっこいい」風潮になりつつありますよね。でも! 毎日必ず作らなくてはならない、という人にとって、お弁当作りはちょっとした試練でもあるはずです。だからお弁当づくりはなるべく時短!

ガイドが注目したのは、無印良品のお弁当グッズです。シンプルだからこそ、さまざまなアイデアの詰まった無印製品の秘密を、実際に開発している方々に聞いてみたい。そんな思いで、ほんとに行ってきちゃいました。無印良品のお弁当箱、奥が深いです。

無印良品の仕事は編集作業

右がデザイナーの高橋さん、左がハウスウエア開発前田さん。池袋の良品計画にて。

右がデザイナーの高橋さん、左がハウスウエア開発前田さん。池袋の良品計画にて。

「この形を考えたいきさつは?」との質問に、「無印良品のデザインは編集作業なんですよ」と答えてくださったのは、デザイナーの高橋さん。

「すでに世の中に出回っている物、無印良品ですでに発売されている商品を開発担当メンバーと使い比べて、長所や短所を検証します。たとえば、密閉式のお弁当箱は汁もれはしないけれど、構造が複雑で洗いづらい、など。そして、お弁当箱や周辺の商品がどのように使われているのか、実際に使っている方々に協力してもらって、観察を繰り返します。この大きな二つの作業の中で、潜在的な需要や不満を探しだそうと努めているんです。そこで発見したいろいろな要素を取捨選択して、商品の仕様にしているという意味で、無印良品のデザインは”編集作業”なんですよ。」

誰かに聞いても出てこない、あるようでなかったもの。でも、こういうものが欲しかったんだよね! と思えるもの。無印のお弁当箱シリーズも、こうした編集作業の中から生まれてきたのだとか。

無印良品のお弁当箱。

無印良品のお弁当箱。2段に重ねて使い、食べ終わったら入れ子式に収納して小さく持ち帰る。白と黒の2色で税込1600円

ハウスウェア開発の前田さんからもこんなお話が。
「マチが浅いカバンにも収まる形がこのお弁当箱を導き出したポイントですね。ごはんが収まる量も考えて、最終的にこのサイズになった。ビジネスバックにフォーカスしていますが、性別などの制約はありません。その後シリーズ展開として登場したのが、このシリコンカップ。赤・緑・黄色の3色になっていますが、無印の商品でこうした色が使われるのはとても珍しいことなんです」