いくつかのポイントをおさえれば効果もUPできますよ。
手作り除湿剤のポイント
手作り除湿剤は専用商品ほどの薬品パワーがない代わりに、小さな子どもがいる家庭でも使える優しさがよいところ。効果UPのポイントとしては空気に触れる面を多くしたり、量を多くするなどの工夫をします。埃よけやインク移り防止のためのカバーには、湿気を通す不織布など薄い布やレース、和紙などを使うのがおすすめです。
また、作った除湿剤はまず床や底といった下の方に置くのがポイント。水分は空気より重いので下の方から溜まっていくのです(臭いも!)。そこを押さえてから、ハンガータイプなども補助的に使っていきます。
クローゼット等収納場所におすすめ
新聞紙は湿気をよく吸うので古紙回収に出す前にもうひと働きしてもらわなくちゃ損。まず入門編としては、「クローゼットの床に敷き詰める」「タンスの引き出しの底に敷き詰める」。衣類に新聞のインクがつかないよう、チラシや白い紙でカバーすればベストです。また、素焼きの鉢や和紙、紙製障子紙なども、除湿に一役かってくれるので手作り除湿剤におすすめな素材です。
炭の活用で除湿効果
備長炭は無数の穴に湿気や臭いをよく吸着することで知られています。でも他の炭だって、穴の数が備長炭ほど多くないだけでパワーはあります。例えば、アウトドアライフに燃え尽きて、倉庫にバーベキュー用の炭を箱ごと眠らせている方はいませんか? 倉庫の肥やしにするくらいなら、引っ張り出して一度水洗いして天日干しし、除湿剤として再デビューさせましょう。パワー不足は量で補います。
衣類が汚れないように蓋つきのカゴに入れたり、白い紙にくるんで置いておけばOK。段ボール箱を使うなら、炭が空気に触れやすいよう段ボールの蓋はせず、不織布や和紙などでカバーしておきましょう。重曹ならアレンジ自在
重曹には、除湿、消臭作用もあります。手作り除湿剤を作るなら、空気に触れる面を多くしたいし、粉状なのでこぼれない工夫も大切。効果は3カ月から半年といわれていますので、時期が来たら交換し、お掃除用に使いましょう。
基本の手作り除湿剤。量を増やすと効果upです。
クローゼットの中で人目につかない場所なので、ここまでで完成としても大丈夫です。
これを見た子どもが「プレゼント?」と言ったところをみると、リビングへ昇格させても大丈夫かも……!?
また、重曹にハーブやアロマオイルを加えてキッチンペーパーなどの紙で包み、ハンガーに巻きつけ固定して、除湿&防虫剤を作ってみてもよいですよ。色々考えていると、湿気対策も楽しくなってきます!
さて消臭剤ができたら「クローゼットやタンスを除湿する5つの対策」をして、湿気をシャットアウトしましょう!
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