大人も楽しい! マカオのミュージアムへ
マカオミュージアム(澳門博物館)に所蔵されている日本ともゆかりの深い大航海時代の印刷機(複製品)
意外かもしれませんが、マカオはミュージアムの宝庫。大規模な総合ミュージアムからテーマ別の博物館までラインナップも幅広く、ミュージアムを巡ることによって、より深くマカオの魅力を知ることができます。マカオの歴史や文化と絡めた特別展も頻繁に開催されているので、イベント情報のチェックもお忘れなく!
マカオの歴史がわかる、マカオミュージアム
大航海時代にマカオ経由で日本に伝わった印刷機のレプリカもある
17世紀の初めに建てられた要塞「モンテの砦」にある博物館。マカオが中国に返還されたのを機に設立されました。マカオの起源や、中国とポルトガルという東西の異なる文化がマカオでどのように混じり合い、マカオ独自の文化が生まれたのかという展示がメイン。まずはここを訪れ、マカオの歴史を知ることから観光をスタートしましょう。
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Macau Museum(澳門博物館)
住所:博物館前地12號
TEL:+853-2835-7911
営業時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
定休日:月曜(祝日の場合は開館)
料金:15パタカ(毎月15日は無料)
土器から現代アートまで揃う、マカオ芸術博物館
特別展も数多く開催。写真はルーブル展(2008年)の様子
1999年にオープンしたマカオ文化センター(澳門文化中心)内にある総合ミュージアム。5フロアで構成される館内には、コロアン島の黒沙遺跡で出土した土器、書や篆刻、陶磁器などの中国古美術品、西洋絵画、写真、現代アートまで、貴重な品々が常設展示されます。また、大型企画展も数多く開催されることで知られています。
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Macau Museum of Art(澳門藝術博物館)
住所:新口岸洗星海大路(澳門文化中心)※マカオ半島
TEL:+853-8791-9800
営業時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)
定休日:月曜(祝日の場合は開館)
料金:5パタカ(日曜は無料)
南欧風の色鮮やかな邸宅! タイパハウスミュージアム
南欧風の色鮮やかな邸宅が博物館になっている
タイパ島、カルモ教会の隣にあるミュージアム。この辺りはもともとポルトガル人やマカオの高級官僚が住んでいたエリアとして知られます。マカニーズ・ハウス、ポルトガル地区ハウス、島の家、展覧館、迎賓館の5つの建物群から構成され、往時の暮らしを今に伝えるミュージアム。また、美しい邸宅の外観は写真撮影スポットとしても有名で、数多くの結婚を控えたカップルが記念写真を撮りにウェディングドレスを身に纏ってやってくるほど。
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Taipa House Museum(龍環葡韻住宅式博物館)
住所:海邊馬路 ※タイパ島
TEL:+853-2882-7103/7527
営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜(祝日の場合は翌日の火曜休館)
料金:5パタカ
セナのレーシングカーも。マカオグランプリ博物館
F3レースカーの実物が展示されている 写真提供:マカオぴあ
マカオ最大のスポーツイベントの1つとして世界的に有名なのが、毎年11月に開催されるマカオグランプリ。ここは、半世紀以上続くマカオグランプリの歴史について深く知ることができる博物館です。アイルトン・セナが乗ったレーシングカー、ジオラマ、シミュレーターなどの展示があり、自動車に興味がある人でなくとも十分に楽しむことができる工夫がいっぱい。
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■Macau Grand Prix Museum(大賽車博物館)
住所:高美士街431號澳門旅遊活動中心 ※マカオ半島
TEL:+853-8798-4108
営業時間:10:00~18:00
定休日:火曜
料金:10パタカ(ワイン博物館とのジョイントチケット20パタカ)
試飲もOK! ワイン博物館
試飲コーナーが人気 写真提供:マカオぴあ
数多くのポルトガルワインがリーズナブルな価格で楽しめるマカオ。1995年にオープンしたこの博物館では、ワイン製造の歴史やポルトガル・マカオのワイン文化に関する資料が展示されており、ワイン全般について知ることができます。試飲コーナーでは1人1杯の試飲ができるほか、館内に販売コーナーも用意されています。
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■Wine Museum(葡萄酒博物館)
住所:高美士街431號澳門旅遊活動中心 ※マカオ半島
TEL:+853-8798-4188
営業時間:10:00~18:00
定休日:火曜
料金:15パタカ(マカオグランプリ博物館とのジョイントチケット20パタカ)
2010年1月オープン! マカオ科学館
有名建築家I.M.ペイ氏による円錐型をしたデザインが特徴的 写真提供:マカオぴあ
マカオ特別行政区成立10周年(中国返還10周年)を記念して2009年12月に完成、2010年1月より一般公開がスタートしたばかりという最新ミュージアム。14のテーマに沿った常設展で扱うテーマはスポーツ科学、環境保護、ロボット工学など幅広く、中国が誇る宇宙ロケット神舟7号のレプリカも展示されています。古くから西洋文明の窓口であったマカオで利用されてきた科学技術の紹介など、随所に「マカオならでは」という工夫がちりばめられているのも見どころ。
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Science Museum of Macau(澳門科學館)
住所:澳門孫逸仙大馬路
TEL:+853-2888-0822
営業時間:10:00~18:00
定休日:木曜
料金:展覧中心25パタカ、プラネタリウム35パタカ(2D)/45パタカ(3D)