どんな活動があるの?どこで探すの?
地域の図書館にもボランティアの活躍の場があります。 |
美術館、博物館、動物園、図書館、スポーツイベントなど、それぞれのボランティアによって活動は異なります。代表的な活動と探し方を紹介しましょう。
・美術館・博物館、動物園・水族園ガイド
来館者を館内・園内に案内し、展示物や動物の解説などを行うボランティアです。館内・園内の見所を一緒に回るガイドツアーをボランティアが担当したり、ワークショップの補佐を担当する施設もあります。
ボランティアの募集は、各施設単位で行われ、時期や方法は施設によって異なります。それぞれのサイトに掲載され、ボランティアセンターなどには紹介されないこともあるので、募集時期や方法は各施設に問い合わせてみてください。活動期間は数ヶ月から1年、あるいは数年と様々です。
人気が高く、募集の倍率が高い傾向があります。その場合、簡単な作文や面接などの選考が行われます。ボランティアなのに選考形式をとることに抵抗を感じるかもしれませんね。仮に採用されなくても抽選にもれたようなもの。採用人数が決まっているためにする選考で、決して優劣をはかるものではありません。今年、選考にもれた人が翌年採用されることもありますので、落ち込んだりしないでくださいね。
採用されたら、研修期間を経て活動に参加します。
・コンサート・劇などの演奏・上演活動
地域のイベントや交流会、老人福祉施設、学校や保育園、幼稚園に出向いて、演奏・上演活動をします。定期的に出向いたり、指導を担当することもあるようです。
音楽グループや演劇サークルに所属して、団体単位で依頼を受け、メンバーの都合に合わせて参加します。メンバーの募集は随時、各団体がサイトなどで行っています。
・スポーツボランティア
スポーツイベントを支えるボランティアです。ワールドカップやオリンピック、サッカーなどの国際試合など国際的な大会から、町の運動会や子どもたちのスポーツ大会までスポーツイベントはボランティアなしでは成立しないと言っても過言ではないでしょう。
選手の誘導や観客の案内、会場整理、場内整理、ときには場内アナウンス、国際大会なら通訳など、大切な役割を担当しています。
募集は東京マラソンなどのように大会ごとに募集を募るところと、球場などの施設ごとに募るところとに分かれます。また、地域のスポーツを中心としたイベントでの活動するスポーツボランティアの団体もあります。
・スポーツ指導
少年野球やサッカー、バレー、バスケット、水泳などで監督やコーチとして活躍するボランティアです。指導だけではなく、練習場所や練習試合のセッティング、大会へのエントリー、事務作業などを担当することも少なくありません。
個別に募集されることが多い地域密着型ボランティアです。
・障害者スポーツの支援
パラリンピックやスペシャルオリンピックに代表されるように障害を持つ人たちも様々なスポーツを楽しんでいます。指導やサポート、大会運営、競技をする人の介助など、様々なボランティアが必要とされています。
ボランティアの募集は、大会ごと、各団体ごとに行われるほか、ボランティアセンターを通じて支援を求める個人が募集していることもあります。
・図書館ボランティア
地域の図書館で、書架の整理、製本、朗読、音読、郷土資料の整理などを担当するボランティアです。各地の図書館でそれぞれ募集があります。
ほかに、図書館では、読み聞かせのサークル、布絵本作りのサークルなども活動しています。こういった活動に参加したい場合は、地域にどんなグループがあるか、ボランティアセンターに相談してみるといいでしょう。