シニアボランティアの基本(3ページ目)

肩書きのないボランティアの世界を楽しんで！

家族の理解を得て、気持ちよく参加しましょう。

企業社会がピラミッド型の組織であるとしたら、ボランティアは皆が水平な関係でつながっていく世界です。たとえば、大企業での役職という履歴も、多様なバッグボーンを持った人が、平等な関係を築き、活動するボランティアではあまり意味を持ちません。

年齢や経験を超えた対等な関係を楽しむのがボランティアの醍醐味。その気持ちが、活動をより豊かにしていくことにもつながります。

無理はしないが鉄則

実際に活動を始めると、新しい世界についのめりこんでしまうことも少なくありません。でも、頑張りすぎは禁物です。体調を崩したり、ケガなどしたりしないように、自身の健康と安全を最優先に考えて、活動をしていきましょう。

また、経済的にも無理をしないように心がけましょう。差し迫った金銭の問題はなくても、新しい収入の道がないことから、現役時代ほどお財布にゆとりがなくなってくるのもシニア世代の特徴です。

団体によっては交通費程度の経費を負担してくれることもありますが、基本的にはボランティアは無償の行動が原則です。経済的な負担を強いられるような活動は、あまりおすすめできません。