収納

食器を思いどおりにしまう収納の基本(3ページ目)

食器は種類が豊富で集めだしたら止まらない。その一方で大きさも形も様々で収納の効率が悪いのも食器の特徴。そんな食器を機能的で選びやすくしまう基本についておさらいしましょう。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

食器は分けて選びやすく!食器棚を使いやすくする賢い収納術

同じ場面で使う器をカゴにひとまとめにするセット収納。大皿など特別なときにしか使わない食器は飾ってもいい
一般的には日常よく使う食器は出し入れしやすい高さで。盛り付けのときや取り分けるときといった、使いたい場面を想像してアプローチしやすい場所に食器をしまうというのが基本です。さらに手持ちの食器をどんどん活かすには、前項のしまい方の工夫に加えて、食器をどう分けてしまうかも考えてみましょう。

料理の傾向や食事のスタイルに合わせて食器をグループに分けて、しまう場所を決めていきます。食器を1箇所に集めてしまう場合もあれば、キッチンの棚や食卓近くの棚、居間の棚など、しまう場所自体も分けるというのも一つの手です。

食器をグループ分けするときの要素には、以下のような項目が考えられます。棚1段ごとにグループを対応させるつもりでしまうのは、手持ちの食器を把握しやすくなって、量よりも選びやすさを優先したいい方法です。
  • スタイルで分ける・・・和食、洋食、中華、パスタなど
  • 見た目で分ける・・・大きさ、形状、素材、色柄
  • シーンで分ける・・・朝食や夕食といった日常使い、ティータイム用、パーティー、クリスマス・正月・節句・誕生会など
食生活は家庭ごとに特徴がありますので、食器のしまい方にもその特徴を反映させましょう。グループをつくって収納しておくと、次に買い足す食器のアイテムが明らかになります。

その一方で、近ごろ出番のない食器の存在がすぐに分かりますので、処分しやすくなることも。その結果、棚のなかには現役で使う食器だけが並ぶことになって、使いやすい収納になるはずです。
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