投資信託/投資信託(ファンド)の基礎を学ぼう

販売手数料、信託報酬…意外とかかる投資信託のコスト(3ページ目)

同時に30万円を別々の投資信託でスタート。それが全く同じ運用成績にも関わらず、10年後には残高に4万円の差が!ナゼ?そのカラクリは販売手数料と信託報酬にありました。

執筆者:牧野 なな子

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解約時に手切金がかかることも

「今が別れドキ…」と感じたら手切金を払ってでも、縁を切るのが正解!?
すべての投資信託ではありませんが、解約時にコストがかかるケースもあります。「信託財産留保額」は、例えてみれば手切れ金のようなもの。

解約が発生すると、運用会社は投資家に資金を返すため、資産の一部を売却しなければなりません。投資家がそれにかかる費用をペナルティとして支払うことで残る信託財産の運用の安定性と、引き続き保有する投資家との公平性を保つことが出来ます。0.1~0.3%程度が相場です。

このほか、販売会社に対して「解約手数料」を支払うケースもありますが、こちらは無料のものが多くなっています。

コストだけで選んではいけない


今回はコストの説明をしてきましたが、コストばかりに気をとられて、投資対象や運用方法を考えないのは本末転倒。

いくらコストが安くても、運用が下手な投資信託もあります。過去の成績もきちんとチェックしましょう。くれぐれも「安物買いの銭失い」にならないようにしましょう。

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