投資信託/投資信託関連情報

名前でわかる!投資信託タイプ分析(3ページ目)

投資信託を買う際に初心者の方がぶつかる最初の壁は、難解なファンドの名前。実は、そこには、投資方針や投資対象など商品の特徴を読み解くヒントが凝縮されているんです。

執筆者:牧野 なな子

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これだけは抑えておこう よく使われる用語一覧


キーワードを抑えれば、ファンドの中身が見えてきます。


「ソブリン債」
「グロソブ」でおなじみのソブリン債。各国政府などが発行する債券の総称で、世界銀行やアジア開発銀行など、国際機関が発行する債券も含まれます。信用度が高い債券なので、信用リスクは低めです。

「ハイ・イールド債」
イールドは利回り。利回りの高い債券、つまり信用度が低いために高い利回りを提供する債券のことです。債券といってもこれを組み入れたファンドはリスクが高いので注意が必要です。

「エマージング債」
BRICSやベトナム、東欧などの新興国が発行する債券のこと。高い経済成長を期待できる一方で、まだ政情や市場が安定しているとは言えずリスクが大きくハイリスク・ハイリターンとされます。

「ストック」&「エクイティー」
ストック(stock)やエクイティー(equity)は、株式のこと。

「グロース(成長)型」
将来の成長性が高いと見込める銘柄を選んで投資しているファンド。

「バリュー(割安)型」
現在の株価が割安と思われる銘柄を選んで投資しているファンド。

「インカム」
債券の利子、株式の配当のこと。配当利回りの良い銘柄に着目して運用するファンドに付けられています。

「バランス型」
株式や債券、不動産など、異なる資産を組み合わせ分投資しているファンド。値動きが違うものを分散投資しているので、比較的安定した運用が期待できます。  
          
「ファンド・オブ・ファンズ」
複数の投資信託へ分散投資を行うファンドのこと。分散効果のある投資信託を組み合わせることでさらに大きな分散効果を得られます。

「REIT」
不動産投資信託。投資家から集めた資金をオフィスやショッピングビルなどの不動産で運用し、そこから得られる賃貸収入や売却益を投資家に分配するしくみの投資信託のこと。

「為替ヘッジあり、ヘッジなし」
海外の株や債券に投資する場合、外貨で運用するため、為替相場の影響を受けます。この為替リスクを受けないよう、リスクを回避(ヘッジ)するしくみをとっているのが為替ヘッジありのファンドです。外国株式や外国債券などの収益だけを求めたい人は「為替ヘッジあり」、為替差益も収益に加えたい人や通貨の分散を行ないたい人は「為替ヘッジなし」に向いているといえます。

少しは投資信託も身近に感じていただけましたか?いろいろな投資信託の名前を見て確認してみて下さいね。
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