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ハイ・イールド債ファンドに潜むリスク(2ページ目)

好利回りをもとめる人たちの間で、根強い人気のハイ・イールド債ファンド。リターンが高く魅力的な商品ではありますが、リターンの裏側に潜むリスクについても理解しておきましょう。冒頭で2017年7月の記事にもリンクもご紹介します。

執筆者:村岡 里香

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ハイ・イールド債の最近の投資成績

米国のハイ・イールド債の2014年5月時点の利回りは5.15%。同じ米ドル建てでも新興国国債の5.46%、投資適格債の3.14%、米国債10年物の2.49%、そして、もちろん日本国債の0.99%にくらべても高利回りとなっています。

デフォルト率は、すべての発行企業のうちデフォルトした企業の割合をあらわすもの。ハイイールド市場の安定度をはかるうえで大事な指標です

デフォルト率は、すべての発行企業のうちデフォルトした企業の割合をあらわすもの。ハイイールド市場の安定度をはかるうえで大事な指標です。

一方、デフォルト率は、過去10年の平均値3.13%に対し、2014年3月末時点で1.86%。リーマンショック以降、一時は10%以上に達した時期もありましたが、2011年ごろからは低位で落ち着いています(みずほ投信:2014年4月17日「米国ハイイールド債レポート」)。アメリカ雇用の改善、企業業績の堅調見通しから、今後も安定傾向が続くとみられているようです。

ただし、中国の金融不安や地政学的なリスクなどにより経済が不安定になれば、企業の信用力が下がってデフォルト率が高まり、ハイイールド債価格が下落するおそれがあるので注意しましょう。

また、最近はさらなる高い利回りへのニーズから、米ドル建てでも新興国のハイイールド債に投資するタイプ、アメリカ・欧州のハイイールド債に投資しながら新興国通貨建てで運用するといったタイプも増えています。これらは米国、欧州のハイイールド債市場に投資するタイプよりもリスクが高いことにご注意ください。

>>最後にハイ・イールド債ファンドに投資する上で大事なポイントをお伝えします。
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