新興国への投資は投資信託で決まり!では、これからの資産形成に欠かせない新興国投資には、投資信託の活用が最適という点についてお伝えしました。今回は、新興国ならではのリスクを考慮した新興国ファンドの選び方の手順をお伝えします。

新興国のどの資産に投資する?

高金利で魅力的な通貨も、インフレになると、貨幣価値が一気に下がることに注意
いきなりファンドや地域、国の選択の検討に入る前に、まずどの資産に投資するかを検討してみましょう。

新興国のファンドには、
  • 新興国の政府や企業が発行する好利回りの債券に投資するファンド
  • 新興国の高金利通貨を投資対象とするファンド
  • 新興国の成長を享受する株式に投資するファンド
主にこの3つがあります。

新興国の投資には共通して、国の政治不安や経済混乱、社会不安によるカントリーリスク、物価上昇によるインフレリスクなどが伴いますが、債券、通貨、株式といった資産ごとのリスクについても理解しておく必要があります(それぞれの資産のリスクについては、新興国への投資は投資信託で決まり!をご参照ください)

まずはリスクの種類、大きさと、自分が許容できるリスクを照らし合わせてみて、ターゲットにする資産を絞ってみましょう。

投資する国や地域は?

新興国ファンドが投資対象とする地域は、
  • 中国やインド、ブラジルなど、個別の国に投資するもの
  • アジア、南米、東欧などまとまった地域に投資するもの
  • BRICs、VISTAといった経済の成長レベルでグループ分けされたもの
  • 新興国全体をカバーする『MSCI エマージングマーケットインデックス』(21カ国)などを指標に運用されるもの    
と大まかに分けられます。

できれば、最初は複数の国や地域に投資するファンドを選んでリスクを分散しておくと安心です。どの地域を選ぶかは、世界銀行IMF(国際通貨基金)などの国際機関で発表されるGDP成長率の予測も参考になります。
潜在的な成長力が先進国よりも高い新興国。しかし政治や経済に問題を抱える国も多く、期待成長率は国や地域でことなっている。

潜在的な成長力が先進国よりも高い新興国。


新興国は総じて先進国よりも高い成長が見込めますが、よく見ると予想成長率は国や地域でことなります。新興国の中には政治や経済に問題を抱える国も多いので要チェックです。

現在だと新興国の中でも長期的な潜在性が見込まれるアジア諸国に投資するもの、あるいは、対象国を選ばずにエマージング市場全体をカバーしているものなどが無難と言えるでしょう。

次のページでは、新興国のインデックス型ファンドとアクティブ型ファンドについてお話します。