税金/税金関連情報

年末調整大特集第4弾 控除の対象になる保険料って?

年末調整の用紙はすでに配られてるころだと思います。<保険料控除申告書>に記載できる保険料ってなに?そんな素朴な疑問に答えてみました。

田中 卓也

執筆者:田中 卓也

税金ガイド

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「自動車保険って損害保険料控除の対象とすることができますか?」「海外旅行に行ったときの旅行保険って何か控除できるの?」といった質問も多くいただきます。

結論からいえば、残念ながら、上記の質問はどちらも特別な場合を除き「控除の対象にはなりません」としかお答えしようがないのですが、いざ「保険料控除申告書」を前にすると、ちょっとドキドキしませんか?

そんなあなたのために控除の対象になる保険料・ならない保険料という根本的なところを押さえておきましょう。

生命保険料控除の対象になるもの

生命保険料控除の対象となる保険料とは、以下に大別されます。
  • 生命保険契約に基づいて支払った保険料や掛金
  • 個人年金保険契約に基づいて支払った保険料や掛金
条文どおり書くと膨大な量になってしまうので、あえて省きますがご安心ください。生命保険料控除の対象となる保険料であれば必ずといっていいほど、「控除証明書」が発行されますのでご安心を。逆に言ってしまえば、この「控除証明書」が年末調整をするときでも、確定申告をするときにでも添付して提出する決まりになっています。

細かくいうと、一般の生命保険料にあっては年に支払った金額が9000円を超えるものについて、また、個人年金保険料にあっては金額の多少に関わらずすべてのものについて、その保険料を支払ったことの証明書類を保険料控除申告書に添付することが必要なのです(税務上、このようなことを「添付要件」と言ったりします)。

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