前回の記事では消費税が計算される仕組みのおおまかなところを解説いたしました。
この仕組みが守られるかぎり、わたしたちが負担した消費税と事業者が納めるべき消費税とは同じ金額になります。
これが消費税の本来の考え方です。

「消費税もらってないよ」は通じるのか


実際の生活において、消費税が本体価額にプラスされるときのわずらわしさに、5円や1円といった小銭を用意しなくてはいけないことがあります。
本体価額980円のものが1029円になったりするというは、その典型ですね。
お札をだせばオツリが戻ると思っていたところ、実は不足していてレジでまごつくなんてことはどなたでも1回や2回は経験済みのはずです。
では、本体価額980円のものを消費税かけずに980円で商品販売することは可能なのでしようか。検証してみたいと思います。

消費税もらってない⇒払わない??


上記のように、「消費税もらってないんだけど・・・」ということを主張する方が本当のおっしゃりたいことは、「だから、消費税払わないよ。だって、預かっていないもん」ということではないでしょうか。
消費税もらってない、だから、払わないということも可能なのでしょうか。
同じように疑問の思う人も多いと思います。

消費税かける、かけないって決めているものとは


「消費税もらってないんだけど・・・」ということを主張する方が誤った解釈をされている点がひとつあります。それは、消費税かける、かけないという判断は税務上も経営上もすべて事業主である私に権限があると思われている点です。
消費税もらうと端数がでるのがちょっとという商売も多い
もちろん、事業主が(あるいは経営者として)1029円で商品を販売するより、980円で商品を販売したほうが売れる、だから、誰が何と言おうとこの商品は980円で販売するという経営判断をするのは違法行為でも何でもありません。
したがって、本体価額980円のものを消費税かけずに980円で商品販売することは経営判断としてはOKです。