税金/所得税

源泉徴収票はバラまかれている?

年末調整の処理が終了すると、給料と一緒に源泉徴収票が渡されるかと思います。でも、その源泉徴収票と記載内容のまったく同じものが税務署にも市区町村にも送られているのです。どうして??なぜ??そんなことがなされているのでしょうか。年末調整のその後、あなたの源泉徴収票はこのように処理されています。詳細はコチラで。

田中 卓也

執筆者:田中 卓也

税金ガイド

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源泉徴収票は4枚発行されている

まもなく年末調整の処理が終了すると、年末調整の還付金(場合によっては超過不足金)が給料に加減算されて戻ってくるのとともに、源泉徴収票が手許に届くのが通常です。

しかし、いま手許にある源泉徴収票、届いているのはあなたのところばかりではありません。実は、まったく同じ内容のものが4枚発行されています。

市販の給与計算ソフトであれば、A4をちょうど4分の1にしたのが源泉徴収票の大きさです。ミシン目のはいった専用用紙などにプリントアウトし、受給者交付用という部分(下記ダミーデータでいうと左下部分)があなたの手許にある源泉徴収票ということになります。
記載内容は市販ソフトのダミーデータです

記載内容は市販ソフトのダミーデータです

源泉徴収票は税務署にも送られている

源泉徴収票、残りの3枚の行方はいずこ?
では、残りの3枚(上のダミーデータでいうと左上の黒字部分、右上、右下のカラー刷り部分)はどこに送られるのでしょうか。そのうちの左上の1枚は、実は税務署にも送られています。

なかには、年末調整をした人で
  • 役員であれば年収150万円以下
  • 一般従業員であれば年収500万円以下
の場合には送らなくてもいいという例外もあります。

逆に、年の中途で会社を辞めた人など年末調整の対象とならなかった人については
  • 役員であれば年収50万円以下
  • 一般従業員であれば年収250万円以下
であれば、送付対象とならないのですが、それでも「あなたの手許にある源泉徴収票、実は税務署にも送られている」と見るべきでしょう。

源泉徴収表の残りの2枚はどこへ? 続きは次のページ>>>

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