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住宅ローン控除、10年と15年どちらを選ぶ(3ページ目)

平成20年にマイホームを購入し、住まわれた方は住宅ローン控除10年コースと15年コースを選択する必要に迫られます。安易な選択をすると還付されるはずの税金も還付されません。ポイントはコチラで。

田中 卓也

執筆者:田中 卓也

税金ガイド

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ステップ3・・住宅ローン控除、全期間で通算してみると


結局、国税一郎さんが10年コースを選択すると、住宅ローン控除のワクは160万円中137.2万円しか使うことができず、
図表:筆者作成

一方、15年コースを選択すると、住宅ローン控除のワク160万円を有効に全額使いきることができます。
図表:筆者作成

つまり、228000円も10年コース?15年コース?の選択によって差が生じているのです。

このシミュレーションは今後10年間(あるいは15年間)同じ住宅ローン控除を除いたところの所得税が同額であるということが前提となっていますが、いろいろな相談実務の現場では、相対的に所得が低い人ほど10年コース、15年コースの選択の適否による差がおおきいように見受けられます。

住宅ローン控除、10年コース?15年コース?の選択の際必ず自分の源泉徴収票とも相談してください。

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