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短期売買のメリット・デメリット(2ページ目)

デイトレード・スイングトレードといった短期売買だからこそのメリット・デメリット。何も知らずにトレードを始めるのはとても危険です。メリット・デメリットを各3つずつ紹介します。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

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短期売買のデメリットはいくつかありますが、その中から3つ紹介します。

配当や優待を取れないのがデメリットの1つ

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優待では食事券がもらえることもあるのですが、短期売買の場合はもらえないことも。
デイトレードの場合はその日のうちに手仕舞いをするので配当や優待の権利が取れないことが多いのです。配当や優待がもらえる権利を獲得する日を「権利確定日」と呼び、この日に株を手放してしまうと権利がなくなってしまうのです。つまり、配当や優待の権利を取るのであれば、最短でも権利確定日は持ち越して、翌営業日まで持っていなければならないことになります。したがって、その日に売ってしまうデイトレードの場合は、この権利が取れないのです。

スイングトレードならば、2日~3日保有するので権利を取ってから売却することができますが、短期売買を行う投資家は配当や優待を気にすることがほとんどありません。基本的には配当や優待の権利をとった後は株価が下がるので、株で儲けようと考えている短期売買のトレーダーにとっては、株価が下がることによる損失は避けたいという事情もあるのです。

長期で見れば大きな利益になるのに目先の利益を優先する

短期売買の場合は目先の利益を重要視するので、結果的に長期で持っていればもっと儲かったのに!ということもしばしば。例えば長期で持っていれば100万円儲かった銘柄でも10万円で利益確定をしてしまうので、その分儲かる額に差が出てしまうのです。しかし、短期売買は次々に銘柄を変えたり素早く利益確定をすることの積み重ねなので、1つの銘柄に固執する必要はありません。ただ取引を重ねるうちに自分にあった銘柄が見つかってくるので、その場合は何度も取引をするトレーダーが多いようです。

値動きの激しい銘柄で勝負するがゆえにリスクが高い

短期売買は、利益を出すまでの期間が短いので売買する銘柄は、値動きの激しい銘柄になります。しかも、買う株数も多目になるので、株価が上がれば儲けも大きいのですが、株価が下がったときのダメージも相当大きくなります。値動きが激しい銘柄は株価が安定していないという点で、暴落の危険性を含んだ銘柄といえます。短期売買はそのような銘柄に乗ることが多いので、会社の成長や安定を重視した長期投資と比べると、かなりハイリスクの方法といえます。

短期売買をするときには、メリットを活かしてなおかつデメリットをカバーしながら上手に行うことが、儲けるポイントになりそうです。


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