介護保険は、介護の必要な人を社会全体で支えるしくみ |
その介護保険が5年に1度の制度改革時期を迎え、40歳未満の人にも影響を与えそうな改革案が検討されています。若者もひとごとではないこの改革。どのような改革案かチェックしてみましょう。
介護保険はこんな保険です
●誰が対象?介護保険は40歳以上の人が加入します。原則65歳から介護サービスを受けることができ、40歳~64歳までは「加齢にともなう病気により介護状態になった場合」にのみ介護サービスが受けられます。つまり、交通事故やスポーツ中のケガが原因で介護状態になった場合には、65歳になるまでは対象外です。
●どんなサービスを受けられる?
介護サービスを受ける際には市区町村へ申請をし、介護の認定を受けます。「自立・要支援・要介護1~5」の7段階に分けられ、その度合いに応じて介護サービスを受けられる上限が決められます。
自宅へヘルパーさんが来てくれて家事をしてくれたり、近所のリハビリセンターへ通ったりする「在宅介護サービス」、特別養護老人ホームなどの「施設サービス」、住宅の改修費などを補助してくれる「費用サービス」があり、利用者は利用したサービスの1割を自己負担します。
介護保険のしくみ(金融広報中央委員会)