一般的には100~200万円前後のお金が必要
幼児教室の授業料以外にも、夏期講習や模試、教材費などの費用がかかります。トータルで100~200万円前後 |
入学までにかかる費用の主な内訳としては、
- 幼児教室(いわゆる受験塾)の授業料……およそ1コマ5,000円(教室の規模などにより差がある)
- 夏期・入試直前の特別講習の授業料……それぞれ異なる
- 模試代……1~2万円
- ドリル代……1冊1,000~2,000円前後
- 受験料……2~3万円
- 願書用写真代……それぞれ異なる
- 受験用の服(親子)・上履き等の費用……それぞれ異なる
などが挙げられます。
■受験料30,000円の学校
青山学院、学習院、慶應義塾幼稚舎、白百合学園、成蹊、成城学園、玉川学園、立教女学院、早稲田実業学校、開智、さとえ学園など
■受験料25,000円の学校
暁星、淑徳、聖心女子学院、田園調布雙葉、桐朋、東洋英和女学院、日本女子大学附属豊明、雙葉、立教、横浜雙葉、星野学園など
■受験料23,000円の学校
国立学園、光塩女子学院など
■受験料22,000円の学校
湘南白百合学園、精華など。2万円は星美学園、東横学園、宝仙、洗足学園、西武文理、国府台女子学院、聖徳大学附属など
上記のように学校によって受験料の差がありますが、国立小学校の検定料は、3,300円(1次が1,100円・2次が2,200円)となっています(以上、私立・国立小学校とも2009年度入試/2008年秋入試)。
幼児教室(週2回程度)に約1年間通い、模試を5回以上、ドリル・書籍を20~30冊購入し、3~4校受験したとして、冒頭に示した内訳をトータルすると100万~200万円前後ほどに。もちろん幼児教室や模試を利用するかどうか、何校受験するかなど、それぞれ個人差があるので準備のしかたによって費用は異なります。なかには自宅学習を中心として、入試直前だけ幼児教室に通い、準備費用はトータル50~60万円で済ませ、合格したというケースもあります。
小学校受験合格者の家庭を取材すると、「親子の受験・面接用の洋服にお金をかける必要はなかった」という感想をよく耳にします。服装で受かるわけではないというのが経験者の実感のよう。サブバッグなどの小物類も、手持ちのものがあればそれで十分という言葉が多く返ってきます。
では、合格者の家庭に取材した中から例を挙げて紹介しましょう。