投資信託/要注意!投資信託のリスクと落とし穴

「この投資信託、人気があります」に要注意(2ページ目)

投資信託を買うときには「今、売れてます」「人気があります」というものは要注意!それは、必ずしも「あなたにとって」ふさわしい金融商品とは限らないからです。かしこく選ぶポイントを伝授します。

執筆者:上野 やすみ

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何を見てチェックすればいい?

「分配金再投資型」と書いてあるところ、見つけられましたか?
これから資産を作っていく世代は、毎月分配型よりも分配金再投資型がいいというのがわかりましたが、どのようにチェックすればいいのでしょうか。

銀行や証券会社のホームページを見て、取り扱っている投資信託を見てみると「○○外国債券オープン(毎月分配型)」「世界○○株ファンド(毎月決算型)」というように、毎月分配型は名前にちゃんと記載されているんですが、分配金再投資型はわざわざ名前には入れられていません。また、同じ投資信託でも「毎月分配コース」と「分配金再投資コース」のいずれかを選択できるようになっていたりします。

ホームページなら投資信託の名前をクリックすると詳細情報が出てきて、いつ作られたものなのか(設定日)、いつまで運用するのか(償還日)、いくらで買えるのか(基準価額)、手数料はいくらかといった情報とともに、「分配金再投資型」なのかどうかが記載されているところが多いです。

そこに載っていない場合は「目論見書」をダウンロードして見てみましょう。目論見書は投資信託の取扱説明書のようなものです。ページ数も多く、難しい用語も多いですが、目次で「分配金」を探してみてみましょう。最初の方に主な項目をピックアップした概要があり、そこに載っている場合もあります。

手数料もチェックしましょう

ホームページや目論見書を見たら、一緒に手数料もチェックしておきましょう。投資信託には、購入時には「販売手数料」、持っている間は「信託報酬」、解約時には「信託財産留保額」という3つの手数料がかかります(販売手数料、信託財産留保額はかからない場合もあります)。

同じ投資信託でも、どこで申し込むかによって販売手数料が違う場合があるので要注意です。運用成績が同じくらいのものならば、手数料は低いに越したことはありません。しっかりチェックして賢く選びましょう。

投資信託を初めて買うなら、まずは日経平均株価と同じような値動きをすることを目指す「日本株インデックス型」か、世界中の株や債券に投資する「グローバルバランス型」などから始めてみるといいでしょう。

投資信託選びのキホンはこちらの関連記事も参考にしてください。
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