世帯単位から個人単位へ
専業主婦、専業主夫、シングル、共働きなどによって、給付率が異なるというのもおかしな話です。年金制度はそろそろ世帯単位から、個人単位で考えていく必要があるのだろうと思います。
女性の働く環境
専業主婦に関する問題は既にさまざまなことが言われていますが、女性が働きやすい環境を作ることも大切です。
平成15年版国民生活白書グラフ
平成15年版国民生活白書解説
このグラフは、女性の労働力人口(15歳以上の働くことのできる人=就業者+失業者)なのですが、グラフの形がMのように30代前後で谷になっているのは、この時期に出産・育児で働くことができない人が増えるためです。年々、この谷は浅くはなっていますが、実はこのようなM字型現象は、先進国には見られない現象なのです。
内閣府 男女共同参画局
保育施設の充実はもちろん重要ですが、長時間しばられない働き方ができたり、子供を持つ人の働き方への配慮を会社の制度としてきちんと体系化するなど、精神的にも働くことが容易になるような整備が必要です。
年金制度の問題は、社会のいろいろな問題にまで及びます・・・
(国民年金の保険料の未納問題がありますが、従来であれば厚生年金に加入しているはずの若者が、現在はフリーターで低収入のため、保険料を払うことができない・・・といった問題もあります。こういった雇用の問題も解決する必要があります)。
では、どんな制度が・・・??
(5)どんな年金制度がお好み?
(1)年金、給付率50%って!?
(2)給付率の違いはどこから?
(3)年金制度、世代間格差の問題:年金って平等?
上野博美/
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