きちんとしたマネープランを立てる上では、100%信頼のおける年金制度の存在が不可欠です。そのためには、私達ひとりひとりが年金制度について真剣に考える必要があります・・・。

所得の格差、実は・・・

このところ、成果主義の給与体系が組み込まれる企業が増えており、現役世代の所得の格差は確かに大きくなってきてはいるのですが、実は今表れている所得格差は高齢化が主な要因のようです。

収入の多い人と少ない人との差(所得格差)は、20代よりも30代、30代よりも40代というように、年齢が高くなる(高齢者)ほど大きくなります。現在、日本では、高齢者の人口割合が増えていますので、日本全体で見ると所得の格差が広がっているというわけです。

高齢者間の格差


厚生年金には報酬比例部分があります。これは、所得の高い人ほどたくさんの保険料を払っているため、退職後には所得の高い人ほど多くの年金を受け取ることができます。豊かな人はより豊かな老後生活が、苦しい生活を送っていた人は老後も苦しい生活のまま・・・???

この問題は、“国”の行なう年金制度に、公正さを求めるのか、平等を求めるのかで、意見が分かれるのだろうと思います。

頑張って高い所得を得る人は、多くの保険料を払うわけだから、たくさんの年金をもらうのは公正であるという考え方と、国が行なう制度なのだから、高い所得の人と低い所得の人との格差を是正する「所得の再分配」を果たすべきで、公正さは民間の年金に求めればよいという考え方があります。