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老後の値段は平均1億円!?

皆さんはセカンドライフ(老後の人生)をどのように過ごしたいかイメージしたことありますか?出来れば悠々自適にのんびりと生き甲斐をもって過ごしていきたいですね。そのお値段は?

平田 浩章

執筆者:平田 浩章

ファミリーのためのお金入門ガイド

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皆さんはセカンドライフをどのように過ごしたいかイメージしたことありますか?出来れば悠々自適にのんびりと生き甲斐をもって過ごしていきたいですね。
そのお値段は?

皆さんが望むセカンドライフはどのコース!?

イメージしやすいように独断と偏見で3つのセカンドライフコースを作ってみました。それぞれの金額は60歳から90歳までの30年間にかかる費用を概算で算出したものです。収入等は考慮していません。


●【松コース】[豊かなセカンドライフ] 約1億3万円
 
ゆとりあるセカンドライフ資金37.3万円/月額(平成13年 生命保険文化センター調べ)×12ヶ月×30年間=134,280,000円

海外旅行・観劇などのレジャーや趣味を楽しみながら悠々自適な生活を過ごす。同時に貯蓄も可能。


●【竹コース】[現役時代と変わらない生活水準] 約9千万円

セカンドライフ必要生活資金25.1万円/月額(平成15年 生命保険文化センター調べ)×12ヶ月×30年間=90,360,000円

国内旅行や家族との食事・基本的な生活費はやりくりできる生活。新たな貯蓄は困難。


●【梅コース】[現役時代の生活水準を落とす] 約7千万円

老後の収入予想額18.5万円/月額(平成15年 生命保険文化センター調べ)×12ヶ月×30年間=66,600,000円

セカンドライフ必要生活費水準に満たないため、生活費を削減する必要に迫られ、贅沢はできず貯蓄を取り崩しながら生活。


松コースでは大台の1億円を超えてしまいました。皆さんはセカンドライフ資金の準備はできているでしょうか?
とてもじゃないけどそんなに準備できない!とあきらめることはありません。
年金もあるでしょうし、退職金や個人年金、また定年後も働くという方もいるでしょう。
それでも不足する額があれば、今から必要額を少しずつでも蓄えて準備しておきましょう。

セカンドライフ生活まで、20年間の時間があるという方であれば、将来の不足資金が3,000万円あるとしても、単純計算で1年当たり150万円、1ヶ月当たり12.5万円ずつ蓄えていけば補えることになります。

しかし現在40歳の方は、生活をしながら住宅ローンを返済し、子供の教育費も支出していて毎月12.5万円も貯蓄できない!というのが現実でしょう。

そこで是非とも味方につけたいのが【複利】です。
複利運用は、元金と利息に利息がつきます。
3,000万円を準備するために、20年間で5%の複利運用ができたとしたら、月々の積み立て必要額は約7.2万円で作れる計算になります。
定額貯金で最高でも金利0.06%の時代に5%で運用なんて・・・とお考えかもしれませんが、長期の資産運用であれば決して無理な数字ではありません。やり方によっては十分にリスクを低減しながら狙えるでしょう。
研究してみて下さい。
お金を増やす強い味方【複利】については次の記事をご参照ください。
複利を味方につけてラクに増やす [All About ファミリーのためのマネープラン]

いずれにしても、少子高齢社会も到来しますます自助努力が必要になってきます。
セカンドライフは自給自足の生活かぁ・・・などと、あきらめずに前向きに取り組んでいかなければならない状況です。

平均寿命はまだまだ伸びています。厚生省が2004年7月に発表した2003年の日本人の平均寿命は女性で85.33歳、男性で78.36歳といずれも過去最高を更新しています。

セカンドライフで自由に使える時間は、睡眠時間の8時間をひいた1日16時間を60歳から90歳までの30年間として計算すると175,200時間!
20歳で会社に入社して60歳で定年を迎えるまでの40年間、8時間(245日/年間)働いたとして78,400時間ですから、その2倍以上の時間を過ごすことになります。

今からしっかり準備して、安心して楽しく充実したセカンドライフを過ごしましょう!




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