どれがお得?カーシェアリングVSレンタカーVS購入
■コストで比較
同じ車でカーシェアリング、レンタカー、購入の場合のコストを比較すると次のように利用頻度によって、コストの順位も変わってきます。
<カーシェアリングVSレンタカーVS購入 年間コスト比較>
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※比較対象車種は軽自動車
※オレンジ色が最も安い金額 ※走行距離はいずれも1時間当たり平均10キロとして計算 |
一週間あたりに数時間程度しか車に乗らないのであればカーシェアリング、頻繁に乗るのであればマイカーに軍配が上がります。
記事冒頭の普通乗用車クラスで、今後の物価上昇率が2.0%程度だとしたら、生涯(50年間)コストは7,500万円と書きましたが、カーシェアリングだと物価上昇を考慮しても約4,500万円。その差は3,000万円にもなってしまいます。
■カーシェアリングとレンタカーの損益分岐点は?
カーシェアリングとレンタカーを1日の利用時間別にその料金を比べると次のようになります。
<カーシェアリングVSレンタカー 利用時間別コスト比較>
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※比較対象車種は小型乗用車
※オレンジ色が最も安い金額 ※カーシェアリングの金額は利用時間1時間当たり1,260円、利用会費1,050円/月で計算 ※レンタカーはレンタル料金6時間以内4,909円、12時間以内5,355円でいずれも会員割引15%で計算し、ガソリン代を足したもの |
利用時間別の年間のコストを見ると、1日の利用時間が4時間までならカーシェアリング、5時間以上だとレンタカーがお得なようです。
※上記の2つの表はあくまで一定の条件のもとで目安として計算したコストです。それぞれの会社の料金形態などにより異なる場合があります。
■どれを選べばいい?
中には、今までなんとなく車を所有し、乗っていた方もいるかもしれません。家庭によってはパパは普通車1台、ママは買い物用に軽自動車に1台を所有というケースも多いようですが、今回の記事で車にかかるコストを意識していただけたのではないかと思います。
カーライフは家族構成や人生のステージ、車に対する価値観などによって変化していきます。そのような我が家の状況を視野に入れつつ、人生上の大きな支出である住宅・教育費・老後資金・保険などと、それらに匹敵するか上回ってしまう車にかかるコストとの優先順位を考えて生涯のマネーバランスを考えながら、楽しいカーライフを送りましょう!