学資保険の代表選手 その実力はいかに!?
その学資保険、教育費の値上がりに勝てる? |
<保険モデル>
●被保険者 娘 2008年1月1日生まれ(ゼロ歳)
●契約者 父 1977年12月1日生まれ(30歳)
●保険金額 3,000,000円
●保険期間 18年間
●支払方法 一時払い
●その他 特約の付帯なし。配当金は考慮しない。
●満期金 3,000,000円
●保険料 2,665,171円
貯蓄商品に置き換えて換算すると、元金2,665,171円に対して、18年間の利息の合計が334,829円となり、複利で計算した利回りは年間で約0.66%。
ゆうちょ銀行の定額貯金の10年物の金利0.407%よりは良い利率ですが、民間の一般的な銀行の10年物の定期預金が、0.80%前後ということを考えると見劣りがします。
保険料を月払いにすると月額保険料は13,860円で、18年間で支払う保険料の総額は2,993,760円となり、利回りは0.03%。ゆうちょ銀行の通常貯金の利率0.21%に対しても、大きく見劣りがします。
保障がある分、利回りが低いのは仕方ないのでは?という気もしますが、学資保険の第一の目的は教育費資金づくりです。やはり利回りは高い方が良いですね。
貯蓄性の高さが自慢のソニー生命の学資保険
上記のかんぽ生命の学資保険と同じモデルで保険料と利回りを計算すると次のとおりです。
●月払いの場合
満期金3,000,000円に対して、18年間で支払う保険料総額は2,682,720円(2,682,720円=12,420円×12ヶ月×18年間)。毎月の保険料が、年間約1.2%で積立てられている計算です。
●一時払いの場合
契約時に支払う保険料は2,370,540円で、定期預金に置き換えて換算すると、年間約1.3%の利率で増えていき、18年間で629,460円の利息になる計算です。
かんぽ生命とソニー生命の学資保険では、月払い・一時払いのいずれも利回りではソニー生命に軍配が上がります。