2人のドリーム(将来の夢)運用方法は?
外貨といっても米ドルやユーロだけではありません。行きたい国の通貨で外貨預金をする、というのもいいですね |
■2人の夢を託す金融商品には、いろいろある
運用の方法はいろいろあります。たとえば、成長が期待出来る企業や配当金を多くもらえる企業に投資をしたいという方は「日本国内の株式」、インドや中国など成長が著しい国の企業に投資をするなら「外国株式(中国株など)」を選ぶのもいいと思います。また、今後金利が上昇していった場合は、「日本の国内債券」などを選んでもいいかもしれません。すでに金利が高い「外国の債券」を買うのもいいですね。ただし、海外の通貨で運用する商品に投資をする場合は「円と外貨を換算する際のレート(為替レート)」にもご注意ください。買ったときのレートよりも円高の状態で売ると、損をしてしまう場合があります。
■夢の運用期間にあった金融商品を選ぶ
将来の夢と一口に言っても5~10年位先のこともあれば、老後のように30年位先のこともあります。運用する期間に合った商品を選ぶことも重要なポイントです。一部の個人投資家がデイトレ(短期売買)で高収入を得たというニュースを聞くと、「株式投資=短期運用」という印象をもつ方もいらっしゃるかもしれませんが、本来は「企業に出資をして、今後の成長を期待する」という主旨なので、株式投資には中長期的な視点も欠かせません。また、個別の銘柄を直接購入するだけでなく、それらの銘柄に投資を行う「投資信託(ファンド)」を買うことで、間接的に投資をすることも出来ます。
■夢の運用は、投資信託を利用する
ここで、投資信託について簡単にお話しましょう。投資信託は、証券会社や銀行(それぞれインターネット取引も含む)だけでなく、最近は郵便局でも取り扱っています。一人ひとりの投資金額は少額でも、多くの投資家から資金を集めて大きな金額にした上で、その資金を専門家(ファンドマネージャー)が運用し、得られた利益を投資家へ還元する仕組みです。投資信託の買い方には、次の2種類があります。
○ボーナスなど、まとまったお金でファンドを購入するケース
たとえば10万円分、100万円分、とあるファンドを購入して、それを一定期間持ち続けたり、価格が上昇したときに売却をしたりして利益を得る方法です。
○ファンドを積み立てていくケース
毎月1万円から始められるところもあり、積立方式で少しずつファンドを購入していく方法です。銀行口座などから引き落としも出来るので、「自動積立定期預金」と感覚が似ていますが、あくまでも投資商品ですので元本保証はありません。比較的中長期間の投資に向いています。