2007年の春先から、REITは例外なく下落しました。その後2008年10月、ニューシティ・レジデンス投資法人の破綻が決定打となって東証REIT指数はどん底へ。資産規模ナンバーワン、J-REITの老舗である日本ビルファンド投資法人でさえ、2007年5月に202万円だった投資口価格が2008年10月には70万円を切るまでに下落。投資口価格が1割になってしまった銘柄さえ珍しくなく、市場は大荒れとなりました。

それを受けて、急騰したのがREITの利回りです。一時は50%近い利回りのREITまで現れ、「REITがミドルリスク・ミドルリターン? そんなの嘘」と誰もが思ったことでしょう。REITの利回りがここまで上がったのはナゼ?

【記事のインデックス】
利回りが上昇したのは? ……1P目
分配金の原資は賃料 ……2P目

利回りが上昇したのは?

利回りが上昇したのは?
   利回りが上昇したのは?
REITの利回りを決める要素は、投資口価格と分配金です。
(予想)分配金/投資口価格=(予想)利回り

投資口価格が急落した場面で、REITの利回りが跳ね上がったのは、分配金がほぼ一定水準に保たれたからです。分配金が変わらなければ、投資口の価格が低くなればなるほど、利回りは上昇することになります。

不況に関わらず、REITの分配金が安定的に推移してきたのはナゼ?次ページ