今年の冬のボーナスはアップするのかな? |
「まとまったお金は、きちんと定期預金に預け替えをしているよ」という人も、他の銀行との金利を比較したりしていますか? 今回は、07年に開業した注目の銀行やネット銀行の冬のボーナスキャンペーンの金利を調べてみました。預け先選びにご活用ください。
【記事のインデックス】
07年冬のボーナス事情……1P目
07年新設銀行のボーナスキャンペーンに注目!……2P目
気になるネット銀行の金利は?……3P目
安全志向なら、個人向け国債は買い?……4P目
金利感度を高め、資産形成力をつけよう!……4P目
07年冬のボーナス事情
■07年冬のボーナスは、微妙!?昨年、そして今年の夏のボーナスまでは、企業の好業績を背景に「ボーナス支給額、過去最高!」と景気の良い話が聞かれました。ところが、今年の冬のボーナス支給時期になってみると、少し様子が違ってきているようです。
インターネット調査会社のマクロミルが実施した「2007年冬のボーナスに関する調査」によると、今年の冬のボーナスは、昨年に比べ「増える予定」(18%)、「減る予定」(21%)という結果でした。年代別で見ると、20代の「増える予定」(30%)、「減る予定」(9%)に対し、50代は「増える予定」(5%)、「減る予定」(33%)となっており、高齢層ほど厳しいボーナス事情であると言えそうです。
また、日本経団連が取りまとめた大手企業の07年冬のボーナスの支給状況(第2回集計)によると、平均支給額は897,341円で前年対比0.63%の伸びで過去最高を更新。一方、中小企業においては、業績の伸び悩みなどから、冬のボーナスが減らされる傾向にあります。07年冬のボーナス事情を総括すると、「ボーナス格差」が確実に広がっていると言えそうです。
■女性の方が男性より安全思考!
前出の「2007年冬のボーナスに関する調査」から、今年の冬のボーナスの使い道を男女別で見てみましょう。男性は1位が「預貯金」(47.6%)、2位が「ローンの返済」(37.8%)、3位が「生活費の補てん」(37.5%)になっています。女性は1位が「預貯金」(58.7%)、2位が「衣料品」(28.2%)、3位が「生活費の補てん」(25.7%)になっています。
男女ともに「預貯金」と回答した人が最も多くなっていますが、男性の47.6%に対し女性は58.7%と、11.1ポイント高い割合になっています。一方、男性は「株式や証券などの金融商品」と回答した人の割合が10.1%で第7位にランクインしていますが、女性はランク外となっています。女性の方が男性よりも「貯蓄・投資」に関しては、安全志向であるということが鮮明に表れた結果となりました。
※インターネット調査会社マクロミル「2007年冬のボーナスに関する調査」 よりガイド平野が作成 |
「貯蓄から投資へ」と言われて久しいですが、世間ではまだまだ安全志向が主流のようです。そこで今回は、預貯金をテーマに注目の銀行のボーナスキャンペーンをまとめてみました。