08年夏、注目の定期預金は？
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| 08年夏開業の「じぶん銀行」は、電話番号が口座番号に？ |
■スクラッチくじで預入れ金利が決まる!? 関西アーバン銀行
関西アーバン銀行では、「アーバンサマーキャンペーン」を実施しています。なんと、スクラッチくじで、１年定期の預け入れ金利が決まるというものです。１口50万円以上2,000万円以下、新たな資金を預入れた場合に初回特別金利が適用されます。
特別金利と当選確率は、ダイヤモンド賞：1.0％（当選確率10％）、ルビー賞：0.8％（当選確率10％）、サファイア賞：0.7％（当選確率30％）、パール賞：0.6％・0.5％（当選確率50％、金利は取引実績に応じて）となっています。スクラッチくじで金利が決まるというのは、なんだかドキドキしますね。
■物価上昇に負けない定期!? 東京スター銀行
昨今、原油や食料の価格が急激に上昇し、家計を圧迫しているというニュースが目立つようになりました。また、通常の定期預金の金利では、物価上昇に追いつかず、資産が目減りするという話もよく耳にするようになりました。
そこで、東京スター銀行では、消費者物価指数が、前年同月比で上昇すると預金金利が上がるという「家計の味方円定期」の発売を開始しました。
●特長
・当初１年間は、1.2％の金利からスタート
・２年目以降の適用金利は、消費者物価指数の前年同月比にプレミアム金利0.2％を上乗せした金利
・消費者物価指数の前年同月比がマイナスの場合でも下限金利0.1％を保証
・利息は１年ごとに受け取りが可能
物価上昇から家計を守る「家計の味方円定期」、時代背景から考えた商品性やネーミングといい、なかなか面白い定期預金です。
預入れ金額は100万円以上で、期間は５年の仕組み預金です。中途解約は特別な事情がないかぎりできず、中途解約した場合は、元本割れとなる可能性が非常に高いので、注意が必要です。また、５年間預け続ければ、元本割れは発生しませんが、受け取る利息がいくらになるかは、消費者物価指数の動きによって決まります。結果、普通の５年固定金利の定期の方が良かったという場合もあるので、よく考えた上で、利用されると良いでしょう。
■３年・５年定期で選ぶなら!? 日本振興銀行
みなさんは、日本振興銀行という銀行をご存知でしょうか？ 日本振興銀行は、将来性・成長性のある中小企業に新たな資金調達手段を提供するべく2004年４月に開業した銀行です。日本振興銀行は、将来性のある中小企業向けにミドルリスク・ミドルリターンの貸付を行うとともに、少数精鋭の人員で効率的な営業体制を目指し、比較的高い預金金利を確保しています。
１口50万円以上の預け入れが必要になりますが、１年定期0.8％、３年定期1.5％、５年的1.7％となっており、３年・５年定期については、ネット定期と比べても、高い金利となっています。「黒字還元キャンペーン」で7月18日まで入金分の適用金利となっています。
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| ※平成20年6月22時点の金利、１口50万円以上の預入れが必要 |
■ネット銀行に預ける前にちょっと待った！ 今夏開業、「じぶん銀行」
そして最後にご紹介するのは、「じぶん銀行」のネット定期です。……と書いたものの、実はどんな定期預金になるのか、今の段階ではわかりません。というのも、今年（2008年）に開業する銀行で、７月中旬から口座開設の申込を受け付けるからです。
「じぶん銀行」は、au携帯電話サービスを提供するKDDI株式会社と三菱東京UFJ銀行の出資により設立された銀行で、携帯電話、インターネット、テレホンの３チャネルを使った振込・決済サービス、金融商品の提供を行う予定です（平成20年6月17日銀行営業免許取得）。
開業時から円定期（普通・定期）の取り扱いを行う予定なので、ネット専業銀行のネット定期として、どの位の金利がつくのか注目したいところです。また、開業時は、預金を獲得するために、開業記念キャンペーンが実施されることを期待します。
08年夏のボーナスの預け先は、「じぶん銀行」のネット定期の概要がわかった段階で、預け先を決めると良いかもしれません。
「08年夏のボーナス、預け先はココ！」はいかがでしたか？ 今回取り上げた銀行の定期預金は、数多ある定期預金のほんの一部分に過ぎません。ひと昔前なら、どこの銀行に預けても同じであったのが、今は、金利だけとってみても様々です。自ら「探して」、「選んで」、「預ける」という行動をする人としない人では、今はほんの少しの差であっても10年、20年と積み重ねることによって、その差は大きくなります。投資でなく、貯蓄をする場合でも、ぜひ「金利感度」を高めて、自分に合った定期預金を見つけてください。
※今回、取り上げた金融商品（定期預金）は、情報提供を目的としたものであり、勧誘・推奨するものではありません。個々の金融商品の利用については、個人の判断と責任に基づいて行ってください。
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