金利というのは、普通何も書いてなければ「年利」を指します。その金利を12で割ると「月利」。ここでもう一度表を見てみましょう。
支払回数 | 3回 | 12回 | 24回 | 48回 | 60回 |
アドオン率% | 1.0 | 1.0 | 8.6 | 17.5 | 22.0 |
実質年利% | 6.0 | 1.85 | 8.05 | 8.14 | 8.12 |
この表の金利の所には、何と書いてありますか?
「アドオン率」と「実質年利」
そうです。「アドオン率」というのは、「アドオン年利」でも「アドオン月利」でもなく、その支払回数に応じた、特別の金利なのです。ですから、支払期間に応じて『○日/365』や『○ケ月/12』で計算しなくても、このアドオン率をかければすぐに利息が出せるんです。
例えば:30万円の元本。3回返済の場合は?
30万円×1%=3000円 ←3回で払う利息
(30万円+3000円)/3回=10万1000円 ←1回の返済額(元利合計)
「アドオン率」と「アドオン金利」は違うって事?
アドオン率も、アドオン金利の1つです。ただ、金融機関によって表示している金利が、「アドオン年利」の場合もあれば「アドオン月利」だったり、「アドオン率」だったりと、統一されていませんので、 どの金利なのが見る必要があります。また、「アドオン」や「手数料」になっている場合もありますが、これは多くの場合「アドオン率」を指します。
ややこしい、どれか1つにして~!!実質金利とも違うんでしょ?
違いますね。「実質年利」と上の表には書いてありますが、これは返済をしていくと残高が減っていくタイプの返済方法(残債方式)に置き換えた場合、いったい年に何%の金利になるの?というのを、それはそれは難しい計算式を使って、出したものです。
なるほど、3回払いと、12回払い。アドオン率は同じでも、実質年利が違ってくるのは、3回で払ったものを年払いに直したからだったんだ。
そう、それに残高が減っていくのも考慮されています。
じゃあ、結局買い物をするときは、この表をどうやって見たらいいの?
まず、アドオン率が出ているなら、すぐに利息(手数料)が計算できますね。それを、元金と一緒に回数で割れば、1回当たりの返済額が出せます。何回払いにしようか迷うときは、実質年利を見てみましょう。
でも、支払回数が増えると、金利は低くなっても最終的に払う利息は増えるでしょ?
そう、それはどんな返済方法でも一緒ですね。返済期間の短い方が、トータルで支払う利息は少なくなります。先ほどの表お店は、3回~12回までは、利息は変わらない様ですから、こういう場合は自分のお財布とよく相談をして、計画的に賢く借りて、賢く返済しましょう。