家計簿・家計管理/家計管理の基本

英才教育で将来は安泰!? マネー教育でお金に困らない子に(2ページ目)

子どもの素朴な“なぜ?”にだんまりしていませんか? お金の話は大人だけの話ではありません。将来的にお金で困らないために、今から子どもに伝えておきたい「お金の話」。3つ提案させていただきます!

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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提案2.お金の話をする家族会議を!

月に一度(給料日以降の日曜日になどと決めておき)、子どもを交えてお金の話をする日を作ってはいかがでしょうか。
家計簿の中身を家族全員に公開です。食費はこれくらいだった。習い事にはいくら払っている。先月は特別にここにお金が掛かった。赤字・黒字などを正直に話すのです。

せっかく家族全員で話をするのですから、家計簿やお子さんの小遣い帳の公開といった結果報告だけではなく、これから我が家はどのようなことを目標にしようか(旅行などの楽しみ・物など)などの「楽しい計画」も話し合っていくべきでしょう。

お子さんの意見にもしっかり耳を傾けてあげてください。欲しそうだから買ってあげるという簡単な発想ではなく、話し合って「必要なもの」と「欲しいもの」の区分・判断に力を貸してあげてください。何でもダメで「欲しいものは自分で貯めて買いなさい」ではストレスになってしまいます。バランスよく考えてあげましょう。

提案3.あなたの「失敗談」を伝えよう!

お金で困らない子に育てるためのコツは、「失敗(損した話)」を教えてあげること。これに尽きます。いくら堅実な方でも、今までにお金が絡んだ失敗経験はどなたもあることでしょう。恥ずかしいとかではなく、それを包み隠さず子に伝えるのです。失敗談から得ることは実はいっぱいあり、上手くいった話よりもずっと役立ちます。

よく(他人の)成功談ばかりをお子さんにする方がいますが、「お金持ちになるため」「社会で成功するため」の知識やヒントにはいいのでしょうが、その手前の土台である“困らないため”という大切な基礎を飛び越してしまい、あまり意味がないことになる傾向があります。『失敗談で基礎作り、成功談は飛躍のため』という順序も大切です。

お金を通して「生き方」を教える

やや哲学っぽい話になりますが、子どもにお金の話をしたり、金銭感覚を身につけてあげることの本当の目的は、広い意味で「生き方」を教えることと同じです。お金を通して、生き方を教えているのです。

またこれだけ多様化した生き方ができる時代なのですから、自分なりの強い気持ちで幸せに育て!とお金を通じて教えてあげることもいいでしょう。
親の認識も変え、いつまでも「うちの子ども」感覚ではいけません。将来、独りで生活していくのですから、今からゆっくりお金のことを伝えていきましょう。その積み重ねが、正しい金銭感覚の学習となり、お金を借りる・返すときにも役立つことになります。
大それた考えがなくても、子どもは自然と親から学んでいます。一緒に買い物をするときなどの日常から、伝え始めてはいかがでしょうか。そのために私たち自身が日々お金に関する知識を身につけていきたいものですね。



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