
物価高によって、日々家計のやりくりに頭を悩ませている人は少なくないでしょう。そこに結婚や出産、住宅購入などの大きなライフイベントや、転職などが重なると、家計への影響はより大きくなります。
All About編集部は全国20~60代の200人を対象に「本気で家計を見直した瞬間」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、夫の転職に伴う県外への引っ越し費用が重なり家計のピンチを迎えたものの、大幅な固定費削減によってメリハリのある暮らしを実現した、神奈川県に住む37歳女性のエピソードを紹介します。
回答者プロフィール
年齢:37歳
家族構成:既婚(子あり)
世帯人数:3人
職業:専業主婦
世帯年収:810万円
貯蓄額:620万円
妊娠中に夫が転職活動をし始めて
女性が人生で最もお金の不安を感じたのは、自身が妊娠していた時期のことでした。
「妊娠中に夫が転職活動を始め、無事に転職先は決まったものの、県外への引っ越しで大きな出費がかさみ、貯金が一気に減ってしまいました。そして、私自身は働けない状態で、子どもが生まれてから育てていけるだけの余裕があるのか不安になりました。転職後に給料は上がる予定でも、ボーナスをまともにもらうには時間がかかるため、予定が狂ってしまいました」
まとまった出費に加え、当面はボーナスなどの大きな収入が見込めない状況も重なり、日々の生活でも精神的なプレッシャーを強く感じるようになったと言います。
「つわりで身体がしんどいのに、食事を外食や市販のものに頼ると食費が増えてしまうというプレッシャーから、無理して夫の食事を作っていたところ、気持ち悪さで動けなくなってしまいました」
自身の体調が優れない中でも、減り続ける貯蓄への焦りから、無理を重ねてしまう状況が続いていたそうです。
「手放して1台にしたほうが」
精神的にも追い詰められる中、女性はこれからの出費を抑えるための、ある見直し案を思いつきます。
「出産後は車があったほうが何かと便利だと2台目を購入したものの、維持費だけでも年間かなりかかることから、古いほうの車を手放して1台にしたほうが、将来の出費も抑えられ、自動車税や迫っていた車検も免れるのではないかと思いついた」
維持費のかかる車を2台持ちし続けるリスクに着目した女性は、本気で家計を見直すべく、夫へ相談を持ちかけました。
「その車は夫の愛車でしたが、古い分何かとコストがかかるため、車を1台にし、その浮いた分のお金でお小遣いをアップするのはどうかと提案しました。了承してもらい、結果的に年間数十万円の出費が浮いた」
車を手放す代わりに夫のお小遣いを増やすという具体的な折衷案を提示したことで、スムーズに納得を得られ、大幅な固定費の削減に成功したようです。
使う時は潔く使い、メリハリのあるお金の使い方を
もしも当時、本気で家計の見直しを決意していなかったらどうなっていたか尋ねると、「固定費が家計を圧迫し、ぜいたくしている意識はないのに生活はカツカツで、貯金する余裕はなかったと思う」と女性は話します。
大きな固定費に手を打ったことで、現在の家計には毎月6万円を貯蓄に回せるほどのゆとりが生まれています。
この経験を踏まえたうえで、今後はどのような家計や暮らしを目指していきたいか聞くと、これからの目標を教えてくれました。
「普段はなるべく節約に取り組み、長期連休などは子どもにいろいろ体験してもらえるよう、使う時は潔く使い、メリハリのあるお金の使い方をする」
削るばかりだけでなく、夫のお小遣いをアップしたり、子どもとの思い出作りにお金をかけたりするなど、家族の満足度にも配慮しながら家計管理をする女性の姿勢に、こだわりと工夫がうかがえます。
<調査概要>
本気で家計を見直した瞬間に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施期間:2026年5月27~28日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:50人、女性:147人、回答しない:2人、その他:1人)
※回答者のコメントは原文をベースに一部整えています。
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