
物価高が続く中、以前のように気軽に旅行ができなくなったと悩む人も多いのではないでしょうか。しかしそんな中でも、工夫を凝らして旅を楽しみ続けている人たちがいます。
All About編集部は全国20~60代の200人を対象に「物価高でも旅を楽しむ人の『家計やりくり』調査」を実施しました。今回はその中から、福岡県に住む42歳男性のエピソードを紹介します。
日帰りバスツアーで訪れた高千穂峡
【回答者プロフィール】
・年齢:42歳
・家族構成:独身(子なし)
・雇用形態:正社員
・職業:メーカーの営業
・年収:450万円
・貯蓄:50万円
最近、男性が行って感動した旅先は「宮崎県・高千穂峡」だそう。どんな思い出ができたのでしょうか。
「先日、日帰りバスツアーで行って、道中も、目的地に着いてからも楽しかったです。特に高千穂峡でボートに乗って、滝が流れている横を通っているときには、神聖さと不思議な感覚、そして絶景に感動しました」
「一番かさんでいる出費で、手っ取り早く削れるから」
旅行を満喫した様子の男性ですが、物価高の中でどのように旅行代をやりくりしているのでしょうか。真っ先に削った支出について聞くと「食費」と答え、月2万円を削減したといいます。
なぜ、そこを真っ先に削ろうと思ったのでしょうか。
「一番かさんでいる出費で、手っ取り早く削れるからです。自分が我慢すれば大きく削れる支出といえば、食費でした」
日々の食費で我慢した分を、旅行に充てる。その割り切りが、やりくりの軸になっているようです。
お土産は配る数を調整
普段の食費は我慢する一方で、男性が「ここは削らない」と決めているのが、旅先での飲食やお土産です。
「普段は節約をして、その分で楽しい旅行に行っているので、自分の中でのメリハリとして削りません。食事までケチり出すと、ストレスがたまりそうだからです」
とはいえ、旅先でも物価高の影響は感じているそうで、お土産の買い方を少し工夫しています。
「ご当地グッズやお土産の食料品を見ると、以前よりも明らかに金額が高くなっています。以前はお土産をどんどん買って配っていましたが、配る人と数を減らしました」
譲れない部分は守りつつ、増えた出費は買い方で調整する。無理のないメリハリが見えてきます。
「日本に生まれてよかったと思えるイベント」
男性にとって旅行はどのような存在なのか、物価高でも旅行を諦めない理由を聞きました。
「旅行は非日常を味わえて、『日本に生まれてよかった』と思える楽しいイベントなので削れません。旅行のおかげで、私生活も仕事も頑張れています」
最後に、今後の「旅とお金の付き合い方」について考えていることを聞きました。
「旅行先では、あまりお金を節約しようとはしていません。旅行先の売店や飲食店の人の生活もあるので、節約せずに、その人たちの生活を支えたいと思っています」
普段はしっかり切り詰め、旅先では惜しまず使う。しかもそれが、訪れた土地への還元にもつながれば、うれしいことです。無理なく続く男性のやりくりは、物価高の時代に旅と付き合っていく1つの形かもしれません。
<調査概要>
物価高でも旅を楽しむ人の「家計やりくり」調査
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月9~10日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:53人、女性:147人)
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