教育ローン/教育ローンの基礎知識

知っておきたい!最新「教育ローン」事情(2ページ目)

国の教育ローンから財形、民間まで、最近の「教育ローン」事情をまとめてみました。ローンの利用は「自己投資」のためでもOK。賢く利用しましょう。春になってからでは遅い!

横山 光昭

横山 光昭

お金を貯める体質改善ノート ガイド

家計の中の負債に注目した家計再生を目指すFPが、「借金のイロハ」について紹介。

プロフィール詳細執筆記事一覧

自己投資に教育ローンを利用する手も

英会話学校や海外留学のために教育ローンを使うことも可能

英会話学校や海外留学のために教育ローンを使うことも可能

一般的に、教育ローンは「子どもの大学進学資金のため」といったイメージがあるかもしれませんが、それだけではありません。「自己投資」として、大学・大学院入学や英会話学校、海外留学などのためにも利用を検討できます。

大人になって振り返り、「勉強したいなあ……」という気持ちになることも意外とあると思います。そんなときは、自分のために教育ローンを賢く利用し、目標を成し遂げることもいいのではないでしょうか。自分で支払ってする勉強は、一段と力が入るかもしれませんね。

お金を借りてまで進学するのはよくない、という考え方もありますが、自分の将来の夢に向かう話ですから、卒業後の返済のプランをしっかりと計画し、利用することは、問題がないと思います。

「教育訓練給付制度」の利用も

雇用保険がかかっている職場で働いている方や、会社を離職した方(離職して1年以内)であれば「教育訓練給付制度」というものを利用する手段もあります。これが意外と知られていません。

この制度は、厚生労働大臣の指定する講座を受けて修了したとき、受講するために支払った費用の一部をハローワーク(公共職業安定所)から支給しますよという制度。どれくらい支給されますかといいますと、教育訓練費用の最大20%で、支給額の上限は10万円(4000円以下の場合は支給されない)です。

ですから、この制度が利用できるのであれば、教育ローンをすぐに考えるというのは得策ではありませんね。利用目的が合致するのなら、広くとらえて国の制度を利用するほうがずっとお得です。制度の利用には一定の条件などがありますので、詳しくはこちらでご確認ください。

キャリアアップのためにも、各種制度や教育ローンを賢く利用してがんばりましょう!


  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。
投資や資産運用に関する最終的なご判断はご自身の責任において行ってください。
掲載情報の正確性・完全性については十分に配慮しておりますが、その内容を保証するものではなく、これに基づく損失・損害などについて当社は一切の責任負いません。
最新の情報や詳細については、必ず各金融機関やサービス提供者の公式情報をご確認ください。

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます