教育資金のためのローンは、日本政策金融公庫が実施する「国の教育ローン」と、銀行や信用金庫などの民間金融機関が融資する独自の教育ローンがあります。今回は、民間の教育ローンを検討する際の注意点をご紹介します。

金利は低くても、それは固定型?変動型?

目先の金利の低さだけで変動金利を選ぶのは禁物

目先の金利の低さだけで変動金利を選ぶのは禁物

民間の教育ローンを利用するなら、できるだけ金利が低い金融機関を利用したいと思うのは当然でしょう。秋から冬にかけて受験シーズンを迎える時期は、銀行なども教育ローンの金利優遇キャンペーンを行うことがあり、ついつい飛びつきたくなることも……。

しかし、その金利は固定金利なのか、変動金利なのか。「今なら○%」と書かれた情報のそばに、小さく書かれた金利タイプの説明も、しっかりチェックしましょう。

銀行や信用金庫、信用組合などの教育ローンには、固定金利と変動金利があり、両方を取り扱っている場合と、どちらか一方に決まっている場合があります(ちなみに、国の教育ローンは固定金利)。

住宅ローンと同じで、教育ローンの金利も固定型より変動型のほうが低いのですが、変動金利は年2回、適用金利が見直されるのが一般的です。

返済期間が長くなるなら、固定金利のほうが安心

「初年度の費用だけ少し足りない」「入学後は数年で返せる見込みがある」という場合なら、金利の低い変動金利を選択したほうが負担は少なく、将来の金利変動リスクもあまり心配する必要はないでしょう。しかし、10年から15年という返済期間をめいっぱい使って返済する予定なら、固定金利のほうが安心かもしれません。

教育ローンは、在学中は元金を据え置いて利息のみ返済し、卒業後に元利合計額を返済していくケースが多いため、大学の場合、卒業する4年後に今より金利が上がっていたら(変動金利の場合)、借入当初に予定していた金額よりも、月々の返済額がアップしてしまうおそれもあります。

教育ローンを検討するときは、複数の金融機関で利用条件などを調べ、金利は利率だけでなく、固定金利か、変動金利かも必ず確認しましょう。そして、借入額と返済プランに合わせて、利用したい金利タイプの中で比較検討することが重要です。

保証料が別途、必要になることも

比較情報サイトなどを利用すると、民間金融機関の教育ローンの金利も一覧でチェックすることができます。金利が固定金利・変動金利に分けて記載されていたら、最寄りの金融機関で利用したい金利タイプの低いところを探す際にも便利です。ただ、そうして見つけた金融機関でも、窓口で詳しく話を聞いたら「思わぬ費用がかかることがわかった!」ということもあります。

それは、ローン契約にともなう保証料です。最近の民間教育ローンは「担保・保証人不要」というタイプが主流になっていますが、金融機関が提携する保証会社に支払う保証料は、あらかじめ金利に含めている場合と、別途、徴収する場合の2つのケースがあります。

JAバンクやろうきん(労働金庫)の教育ローンも、組合員であるなどの条件を満たすと低めの金利で借りられますが、保証料は別途支払うケースがほとんど。中央ろうきんの場合、保証料は0.7~1.2%なので、この分が融資金利に上乗せとなります。JAバンクや一部の銀行では、借入額と返済期間に応じた保証料を融資時に一括して支払うこともあります。

大手銀行や信用金庫などは、保証料は金利に含まれていて、別途支払う必要がないことも多いのですが、念のため、保証料のことも確認し、保証料がかかる場合は年利率に換算して、<金利+保証料>の合計で、他の金融機関と比べてみるといいでしょう。

銀行によっては、住宅ローンを返済しているなどの一定の取引がある人、ネットで申し込む人などには、教育ローンの金利を通常より低くしている場合もあります。中には、子どもが複数いる人に金利を優遇している銀行も。時間に余裕があるうちに、取引中の銀行などを含めて、複数の金融機関から有利なローンを探してみましょう。

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