奨学金と教育ローンは同時に申し込める?

進学費用が足りないときに頼りになるのが、奨学金と教育ローン

進学費用が足りないときに頼りになるのが、奨学金と教育ローン

大学や専門学校などの進学費用を補う手段として、奨学金を利用する学生は増えています。奨学金は、家庭の経済的な事情のために進学をあきらめずにすむように、子ども自身が申し込み、給付を受けます。

一方、教育ローンは親が子どもの教育資金のために借りる融資なので、親が申し込みます。借り入れ先の条件をクリアし、審査に通れば、子どもが奨学金を利用するか否かに関係なく、利用することができます。

つまり、奨学金と教育ローンを同時に利用することは可能だということです。

ただし、大学生などの約8割が利用している日本学生支援機構の奨学金は、卒業後に返還が必要な「貸与型」です。最近は、大学独自の給付型の奨学金も増えてはいますが、選考基準は厳しく、利用できる人は限られます。現実的に、もっとも借りやすい貸与型の奨学金で考えれば、卒業後は親子そろってそれぞれ借りたお金の返済が何年も続き、家計は厳しい状況が続くことを覚悟しなければなりません。

どうやって返していくか、それが問題

なかには、教育ローンも子どものために借りるのだから、卒業後は子どもに返済してもらいたいと考えている親御さんもいます。しかし、卒業後に安定した職業に就ける学生は6~7割、そのうち3年以内に退職する人も3割といわれる現在、子ども自身が奨学金と教育ローンの2つを同時に返済していくのは簡単なことではありません。

ですから、学費はできるだけ奨学金でまかない、学生生活費は子どものアルバイトでやりくりしてもらうことを考えましょう。教育ローンを借りるとすれば、奨学金の受給が間に合わない初年度納付金だけ利用するのが賢明です。そのうえで、親子の負担を抑える資金のまわし方と返し方をご紹介します。

親子で協力する進学資金のまわし方、返し方は次のページで。