借金の返済・債務整理/自己破産についての正しい知識

借金を増やすコツを覚えてはいけない(2ページ目)

お金を借りたって一時的なこと!自己破産なんてありえない!と他人事のようにとらえている人は多いもの。しかし現実はそうかけ離れてはいません。借金を増やしてしまう典型パターンから増やさないコツを学ぼう。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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「物」から「現金」への利用にシフト

借金を増やすコツを覚えてはいけない
あなたのカードは買い物のため?キャッシングのため?
初めのうちは物品を手にするために使っていたクレジットカード。それがいつの間やら、現金を得るためのキャッシングに変化しはじめると、危険度は数段に増すのです。言うまでもなく、既に家計は100%破たんしている状態です。

毎月の収入では購入できないから、カードを使って分割やリボルビング払いで物を買うは当たり前。食品だって、病院代だって、カードで払えるものはすべてカードで、という状況になってきます。だから、キャッシングとショッピングの両方の利用残高が、慢性的にかさんできます。

取立てが怖い、周囲にバレたくない、ブラックリストに載りたくないなどといった固定観念から、返済のために別のところから借りて返す。一つのカードが限度額に達したら、次のカードへ。つまり、自転車操業「まわし」です。確実に借りたいから、金利など15%だろうが29%だろうが眼中にはなくなる。消費者金融の利用も始まる。気が付けば、自分の収入では絶対に返済できない金額に膨れ上がっている。これが、多重債務状態に至るまでの一種のパターンです。

借金を増やすコツは覚えない

初めにもお伝えしたように、誰もがまさか自分が借金まみれになるなんて、想像もしてはいません。というか“できない”といったほうが正確かもしれなく、困り果てれば高金利である消費者金融や信販会社などの借金でさえ、漠然と何とかなると思い利用してしまうことがあるわけです。人によっては追い込まれ、違法で暴利なヤミ金からも借りてしまうことだってあるのです。

実際に借金が過分に圧し掛かった方の家計を診させていただくと、必ずといって良いほど高金利の借金を持っています。借金は時間とともに借金を生み続け、金利の奴隷ともいえる状況となり、かつ精神的にも何か無形の大きなものに取り付かれてしまったりもします。そして生活を基盤とし、いろいろなものを犠牲にもしてしまう。こんな自己責任時代だからこそ、自らのより強いコントロール能力が借金を増やさないコツだといえますね。





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