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教育費が払えない…どうする!子どもの進路(2ページ目)

経済的理由で学費を払えない学生が増えています。このままでは退学?休学? でも学習意欲を持った学生を救済するために緊急の奨学金制度があるのです。親として、子どもの未来を全力でバックアップしたいものです。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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緊急採用・応急採用奨学金制度とは

教育費が払えない…どうする!子どもの進路?
苦労して手にする自分の道、子どもにとっても大きな財産になるのでは。
この制度は日本学生支援機構(旧日本育英会)が実施しているもので、親の失業、破産、事故、災害等により家計が急変し、緊急に奨学金の必要が生じた学生を対象とした奨学金制度です。無利息で借りられる緊急採用奨学金と、利息付(上限3%)で借りられる応急採用奨学金の2種類があります。
種類により貸与を受けられる期間が年度末までだったり、標準修業年限が終了するまでだったりと決められています。家計急変の事由が発生してから12ヶ月以内であれば、年間を通じて随時受け付けているため、春の募集まで待たずに奨学金を受けることができるのが最大のメリットです。

※それぞれ学力と家計の基準があり、それらを満たした場合のみの採用となりますので、詳細は日本学生支援機構ホームページにてご確認ください。http://www.jasso.go.jp/saiyou/kinkyu/index.html

子どもたちの夢を支える為に!

学費を払えなくなったから、学校を辞めてもらう…これは、とても酷な話です。
目的も定まらないまま何となく通っている大学、義務教育期間にあえて通っている私立学校、こういった贅沢な学業ならば休学・退学・転校などを考えてもいいかもしれません。しかし夢や希望を持ってしっかりと学んでいるのであれば、可能な限り応援したいと思うのが親心。本人だって、簡単に諦めたくはないでしょう。

そういう時、緊急時の奨学金を利用しながら学業を続けるということも、子どもの学びとなるのではないでしょうか。金銭的なことはすべて親に頼り自由気ままに学生生活を送っている人と、奨学金を受け、不足分をアルバイトなどで補いながら学生生活を送っている人とでは、学生生活の過ごし方にも当然違いが出ます。家族が苦労している中であえて選ぶ奨学金は、金銭面だけでなく生き方そのものを学ぶ良い機会になるかもしれません。
自分の将来のため苦労して学んだ時期があるからこそ、社会人としての一歩を胸を張って踏み出せることでしょう。

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