大学院卒初任給、女性と男性ほぼ同じ
<平成23年初任給の調査結果> (単位:千円)
平成23年の初任給を業種別、学歴(大学院、大学)別、男女別にまとめたもの。男性の初任給を100とした時の女性の初任給を見ると、大学と大学院ではかなり様子が変わっている
(出典:厚生労働省 平成23年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況
ところが、大学院修士課程卒となると話は違ってきます。男性は233,900円、女性は237,300円となっています。男性を100とした時、女性は 101.5です。こちらでは女性のほうが高額になっていますね。学歴があがると、賃金の男女差がなくなっているようです。
大学院卒、金融・保険業、女性が男性より4万円高い
大学院修士課程卒業で男女の初任給の差を見てみましょう。新規学卒採用者が少ないため一概に比較はできませんが、サービス業では男性218,600円、女性235,400円となっており、女性が約7%も高くなっています。他にも、建設業、情報通信、学術研究、専門・技術サービス、医療福祉は、大学院卒の女性の初任給が、男性の初任給を上回っています。
大学卒、情報通信、運輸・郵便、医療・福祉では女性が高
最後に、大学卒の初任給の男女差を見てみましょう。情報通信、運輸・郵便、医療・福祉では、わずかですが女性のほうが高くなっています。特に、情報通信や医療・福祉では大学院卒でも女性のほうが高くなっていました。特にこれらの業界では男女差がなくなってきているようですね。生活関連サービス,娯楽業は男性222,200円に対して女性202,400円。その差19,800円です。学術研究,専門・技術サービス業は男性248,300円に対して女性227,700円で20,600円の差がでています。この2つの業種は、男性の初任給に比べて女性は2万円近くも低くなっています。1割近くも減少しているのは見逃せませんね。
いかがでしたか? 初任給といっても、業種や学齢、男女で差があることがわかりました。初任給だけで、これからの収入が決まってしまうものではありませんが、チェックしておいて損はないですよ。
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