出産費用の平均や公的な助成金はいくら?
出来ちゃった婚はもちろんだが、結婚のお金を考える前に出産にかかるお金を知っておきたい |
出産にかかるお金は待ったなし! でも、出産でいくらお金がかかるの? ということになります。また、政府の少子化対策で出産の給付も手厚くなっています。この最新情報も踏まえて、出産に備えるべきお金について「インターネットによる子育て費用に関する調査 平成21年度(内閣府政策統括官)」のデータをもとに考えてみましょう。
妊娠中の出産準備費用 平均6万6000円
妊娠から出産までの間にかかるお金を考えてみましょう。第1子の出産には、マタニティ用品が必要になります。大きなお腹の負担を減らすための下着やマタニティウェアなどですね。出産準備品購入費用の平均は約6万6000円だったとか。内訳は妊婦用品・衣料品などに4万4000円、妊娠中の運動・学習、胎教、安産祈願費用などに1万5000円、妊娠中の家事サービス費用に6000円となっています。
出産関連費の支払額 平均18万5000円
次に出産関連費用についてみてみましょう。出産費用は国や自治体などから助成金などが支給されます(次のページで詳しく説明します)。これらの費用を差し引いた、実質の支出額の平均は、約18万5000円。内訳は出産前の定期健診費用が6万円、分娩・入院費が11万1000円、通院や里帰りの費用が1万4000円となっています。
この中で分娩・入院費は都市規模によって差が大きくなっています。全体の平均は11万1000円でしたが、東京23区では16万7000円、政令指定都市では12万円と高額になっており、それに対して人口30万人未満の都市では9万5000円、町・村は4万8000円と、分娩・入院費の実質負担額はかなり差があるようです。
子育て費用は、月4万6000円!
赤ちゃんが産まれると、育児費用がかかってきます。ミルク代やおむつ代、洋服やおもちゃなどが必要になります。 また、教育費の積み立てなどを始めることもありますね。第1子1人あたりの0歳児の年間子育て費用の平均は約93万1000円となっています。主な内訳は、衣類・服飾雑貨費が8万9000円、食費11万1000円、生活用品費22万2000円、お祝い行事関連費16万円、子どもための預貯金・保険22万1000円。
預貯金やお祝い行事の費用を差し引いても、年間約55万1000円の子育て費用がかかっているということに。月平均4万6000円になります。 育児費用の負担が大きいことがわかります。
このように、出産や育児にかかるお金を見てきました。次にもらえるお金を見てみましょう。少子化対策として、ここ数年、出産に関わる給付がかなり充実しています。次のページで、これらの最新情報含めて詳しくご紹介します。