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パナソニック VIERA(ビエラ)の特徴とおすすめテレビ

ブランドネームはVIERA(ビエラ)。液晶とプラズマ両方式を生産していましたが、2013年をもってプラズマ方式での生産を終了しました。傘下にパナソニックディスプレイを擁しパネル生産からセットまで手掛ける垂直統合型メーカーの代表でしたが、現在手掛ける大画面テレビは海外製液晶パネルを使用しています。

大橋 伸太郎

執筆者:大橋 伸太郎

テレビガイド

パナソニックのテレビ:VIERA(ビエラ)
他を圧倒するラインアップの豊富さ

液晶に転換したのを機に超薄型デザインコンシャスを前面に。

尖鋭感のあるエッジなデザインもビエラの魅力。

ブランドネームはVIERA。大画面はプラズマ方式、中小は液晶方式でパネルからセットまで自社生産(垂直統合)しましたが、2013年をもってプラズマ方式の生産を終了しました。現在の同社の大画面テレビは主に海外製液晶パネルを搭載します。

3D機能を国内テレビメーカーとして初搭載、他にもCEC機能(ビエラリンク)やネットワーク関連機能(ホームネットワーク、ウェブコンテンツ)等、テレビの付加価値に積極的でYouTubeやSkypeへの対応も他社に先駆けました。2012年発表の“スマートビエラ”ではクラウドコンピューティングの手法を取り入れ豊富なアプリケーションが注目されました。

4Kテレビでは東芝、ソニーに若干遅れを取りましたが、2014年春に同社初となる65/58V型4KテレビのAX800系を発売。IPS方式パネルの積極的採用が同社の特徴で2014年秋発売のAX900(85/65/55V)、CX800(60/55/49V)いずれも同方式パネルを採用します(49V除く)。VA方式パネル採用の普及型4K CX700(55/50/40V)の3ラインで4Kビエラを構成しています。

パナソニック:VIERAのガイドおすすめ機種

パナソニックはプラズマ方式の生産を最後まで続けたメーカーでした。プラズマ方式は当時液晶方式に比べ色域で勝っており、液晶ビエラの魅力は同方式の色彩表現の長所を液晶方式で実現したことにあります。

最新のフラグシップAX900系、次位CX800(N)ともに魅力は東芝、ソニーと一味違った艶があってなめらかな色彩表現にあります。6軸色座標補正「ヘキサクロマドライブ」を新規搭載、人肌の温かみがあって透明感を湛えた独自の表現と美学が両シリーズ共通の魅力です。

しかし、AX900とCX800(N)は画質の方向が違います。直下型LEDのAX900 が中間色の微妙なニュアンス表現に重点を置く陰影の美しいテレビであるのに対して、エッジ型CX800(N)は明るく華やかな色彩表現が身上。同じソフトを店頭で見比べて選ぶとよいでしょう。

力強く鮮やかな色彩が魅力

TH-60CX800N




小型の液晶方式にも注目しましょう。パナソニックはモバイルの出来る小型テレビにも熱心です。「プライベートビエラ」のUN-19F5-K はチューナー分離型でテレビ本体(ディスプレイ部)は無線接続。アンテナ線がない部屋でもテレビ(地上、BS、CS)が見られます。前世代と異なりハードディスク非内蔵ですがUSBハードディスク録画に対応します。 
別体のチューナーから放送を無線送信

プライヴェートビエラUN-19F5 



【関連サイト】
パナソニック ビエラ

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