シャープ:AQUOSのガイドおすすめ機種
現在日本のテレビメーカーで日本製液晶パネルを使用するのはシャープ一社のみ。しかしそのシャープとて今季の新製品は大画面も海外製搭載に踏み切りました。日本の技術の素晴しさを知る上でも4Kパネルで8K解像度を実現した4KNEXTを量販店店頭で一度ご覧になることをお勧めします。超解像分割駆動方式を用いて擬似的に画素を倍密化し4K→8Kが可能になりました。後ほど詳述しますが、超解像分割駆動は2013年のフルハイビジョンXL10で初採用されました。2Kパネルで4K解像度という着想に対して当時「3K?」という意地悪な評価も見られましたが、4Kに応用すれば8Kが可能に、という期待感がすでにこの時からありました。
液晶パネルを構成するRGBに明るさのエネルギーに勝るY(黄)を加えサブピクセルを4つにしたクアトロン方式だから可能になった、シャープ以外は決して出来ない離れ業的技術です。実際に4K映像を入力した時の映像の緻密さと引きずり込まれるような奥行き感は他のどの製品でも味わえない魅力に満ちています。まさに来るべき8K時代2020年東京五輪オンエア映像を一足早く望見させてくれます。
さぞかし製造コストの掛かっていそうな4KNEXTをシャープがこの先いつまで生産するか正直分かりません。 4KNEXT搭載のAQUOSは現在、80V,70V,60Vの三サイズがありますが、大画面ほど8K解像度の威力が実感出来ます。LC-80XU30は高価なので一般的に手が届く価格のLC-70XG35を推します。
コストパフォーマンスのいいAQUOSの4Kが欲しい、という方には今季新製品からLC-55XD45をお薦めします。直下型LEDバックライト搭載、ダイナミック拡張技術"メガコントラスト"搭載で4KHDRに対応します。同社大画面初の海外製パネルを使用、映像エンジンとの適合という点でクアトロン搭載機種の画質完成度に一歩及びませんが、AQUOSらしい鮮鋭でキレのいい映像が楽しめます。
モスアイは止めましたが低反射N-Blackパネルを搭載します。AIと人感センサーを使いおすすめ番組を報せたり電源をオンオフするユーザーとの対話機能"COCOLO VISION"も注目です。
【関連サイト】
シャープアクオス
次のページでは、もっとAQUOSについて知りたい方に、より詳しい技術情報を解説します。